渋滞緩和の三原則とは?
2010/07/29 12:00
これからお盆休みの季節になると、毎年恒例となる「帰省ラッシュ」なるものが報道をにぎわせ、あるいは自身で遭遇することになる。特に上空から高速道路の数珠つなぎ状態を撮影した映像は、毎年同じような情景にも関わらず、第三者の目で見ても、自分自身がその構成要素として加わっていたとしても、色々と複雑な気分にさせられるものだ。【NEXCO中日本(中日本高速道路)】ではこの「高速道路の渋滞」を少しでも緩和するため、「渋滞緩和三原則」を提示し、協力をアピールしている。その三原則とは「速度を低下させない」「車間距離をつめ過ぎない」「追い越し車線に集中しない」である(【トリガー記事:レスポンス】)。
NEXCO中日本ではリリース内で多種多彩な混雑対策への取り組みを紹介している。一つひとつはささいなことかもしれないが、この積み重ねで緩和が促進されることもまた事実。
↑ 交通渋滞緩和のための施策の数々
そしてリリースでは「渋滞を緩和するためのお客さまへのお願い」とし、各ドライバーに冒頭で触れた3要素について「一人ひとりが気をつけて運転することで、渋滞を緩和できる」とし、注意喚起をしている。具体的には次の通り。
・速度を低下させない
上り坂にさしかかると、気がつかないうちに速度が低下し、車間距離が縮まる。すると後続車が次々とブレーキを踏んで、渋滞が発生する。上り坂では速度を低下させないように注意。インターチェンジの合流部、トンネル入り口、パーキングエリアの出口(本線との合流部付近)でも同様に渋滞が発生する。
・車間距離をつめ過ぎない
車間距離をつめ過ぎると、前の車の速度低下で後続車が次々とブレーキを踏んで、渋滞が発生する。余計なブレーキを踏まないよう、十分な車間距離での走行が必要。
・追い越し車線に集中しない
混雑してくると人間の心理として、少しでも早く走りたいがため、追い越し車線に車が集中する。その結果、車間距離が縮まり、そのまま上り坂やサグ(下り坂から上り坂にかかる凹部)に差し掛かると、追い越し車線から渋滞が発生しやすくなる。
↑ こちらは東日本高速道路のものだが、同じように渋滞のメカニズムを解説している(【直接リンクはこちら】)
上り坂にさしかかると、気がつかないうちに速度が低下し、車間距離が縮まる。すると後続車が次々とブレーキを踏んで、渋滞が発生する。上り坂では速度を低下させないように注意。インターチェンジの合流部、トンネル入り口、パーキングエリアの出口(本線との合流部付近)でも同様に渋滞が発生する。
・車間距離をつめ過ぎない
車間距離をつめ過ぎると、前の車の速度低下で後続車が次々とブレーキを踏んで、渋滞が発生する。余計なブレーキを踏まないよう、十分な車間距離での走行が必要。
・追い越し車線に集中しない
混雑してくると人間の心理として、少しでも早く走りたいがため、追い越し車線に車が集中する。その結果、車間距離が縮まり、そのまま上り坂やサグ(下り坂から上り坂にかかる凹部)に差し掛かると、追い越し車線から渋滞が発生しやすくなる。
↑ こちらは東日本高速道路のものだが、同じように渋滞のメカニズムを解説している(【直接リンクはこちら】)
中日本高速道路によれば、今年は「下り線は8月12日-15日」「上り線は8月13日-15日」にいわゆるお盆渋滞が多発するとしている。運転時のクセや習性は一朝一夕で変わるものではないが、一人ひとりが少しでも気に留めて、渋滞を回避する運転を心掛けることで、その積み重ねが渋滞そのものを緩和させる力となるに違いない。
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