バンナム、Facebookにコンテンツの提供を開始

2010/08/20 04:55


『Treasure Abyss』バンダイナムコゲームスは2010年8月19日、ソーシャルメディアの最大手Facebookに対し、本格的にコンテンツの提供を開始すると発表した。オリジナルゲーム『City of Football』『Treasure Abyss』の2種類のベータ版を同年8月下旬から開始する。いずれも「基本プレーは無料」「アイテム購入で課金」という収益モデルで展開していく(【発表リリース】)。



↑ 『City of Football』(上)と『Treasure Abyss』(下)
↑ 『City of Football』(上)と『Treasure Abyss』(下)

今回発表された2ゲームは、いわゆる「ソーシャルゲーム」の類で、多かれ少なかれ他のFacebookユーザーとの関わり合いを体感しながらプレイができる。ゲームの内容は次の通り。

■『City of Football』
「イングランドプレミアリーグ」「イタリアセリエA」「スペイン リーガエスパニョーラ」「UEFA チャンピオンズリーグ」の実際の公式試合データを随時反映したシミュレーションゲーム。プレイヤーは、サッカーチームや選手が株式上場されているという架空の世界で会社の社長になり、チームや選手の株式を運用し、大株主を目指す。

■『Treasure Abyss』
フレンドのアバターデータとパーティを組み、ダンジョンを探索するソーシャルロールプレイングゲーム。配信後も継続的に情報を更新することができるオンラインゲームの特性を生かし、キャラクターの職種やダンジョン、武器などを定期的に配信します。誰でも簡単に、長期間プレイできる。

これらのゲームは、配信当初は英語版のみで展開される。さらに今後、iPhone/iPod touch版の配信も予定しており、元々モバイル端末と相性の良いソーシャルメディアのFacebookにおける相互連動コンテンツも提供される予定。その他、Facebook上にバンダイナムコゲームスの製品情報を集約したポータルファンページを開設、さまざまなプロモーションを行う予定とのこと。

Facebookにゲームを展開させる日本のゲーム企業もいくつか登場するようになったが、単なるカジュアルゲーム(シンプルな操作で短時間で楽しめるゲーム)なだけでは、ソーシャルメディア内の人たちのハートをつかむのは難しい。ソーシャルゲームならではの「コミュニティ内の他のユーザーとの関わり合い、つながりがある程度実感できる、コミュニケーションが可能な」ものでないと、一人でゲームをしているのと何ら変わらず、ソーシャルメディア上で提供される意義は薄くなってしまう。

ソロプレイのゲームでもなく、完全なオンラインゲームとも違うソーシャルゲームの特性、ユーザーの趣向をいかにとらえることができるのか。バンダイナムコゲームスが展開するゲームそのものはもちろん、ポータルファンページでのプロモーションの内容もあわせ、注意深く見守りたいところだ。


(C)NAMCO BANDAI Games Inc.



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