「バファリン」ブランドに風邪薬が新登場

2010/08/31 04:54


バファリンかぜEX[ライオン(4912)]は2010年8月26日、同社の「頭痛にバファリン」のテレビCMでお馴染みの解熱鎮痛薬ブランド「バファリン」から初めての風邪薬となる「バファリンかぜEX」(指定第2類医薬品)を同年9月1日より発売すると発表した。同社独自の特許技術「クイックメルト製法」を採用しており、「つらい熱・のどの痛み」を伴う風邪に対し、解熱鎮痛成分イブプロフェンがより速く溶けるのが特徴となっている(【発表リリース】)。



↑ バファリンかぜEX
↑ バファリンかぜEX

同社の「バファリン」ブランドは、解熱鎮痛薬として発売からすでに48年の歴史を持ち、現在では94%にも認知されているブランド(※リリースの表現だが、恐らくは【解熱剤 一番メジャーは「頭痛に-」のCMでおなじみのあの薬】で紹介したデータ「94.7%」を元にしている)。

今回は特許技術「クイックメルト製法」を採用し、「つらい熱・のどの痛み」をともなう風邪に、元々溶けにくく効果が出にくい解熱鎮痛成分イブプロフェンがより速く溶ける風邪薬『バファリンかぜEX』を新発売する。成分としては他にも「クレマスチンフマル酸塩」(鼻水・鼻づまり、くしゃみを抑える)「ブロムヘキシン塩酸塩」(せきの原因となるたんを出しやすくする)なども含まれている。これらの成分により、風邪の症状を抑えることで、辛い風邪の時でも前向きに頑張る、忙しくても休めない人たちを応援するとしている。

製品のスタイルは錠剤タイプと細粒タイプの2種類。解熱鎮痛薬では一番の知名度・浸透度を誇るバファリンのブランド名を冠した風邪薬が一般大衆薬市場に参入することにより、風邪薬の市場にどのような変化が生じるのか。一部報道では大規模な広報宣伝活動、特に大量のテレビCMを投入する予定という話が伝えられている。ネームバリューの変化だけでなく、テレビCM市場(【テレビCM出稿量の上位陣をグラフ化してみる(2010年7月分)】など毎月報告しているテレビCM投下量)にも何らかの動きが確認できるに違いない。



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