吉野家牛丼、中華まんで登場

2010/09/01 06:44


吉野家牛肉まん[山崎製パン(2212)]は2010年8月26日、同社の中華まん「グルメボックスシリーズ」の新商品として、牛丼御三家の一つ[吉野家ホールディングス(9861)]の吉野家と共同開発した「吉野家牛肉まん」を本日9月1日から全国で発売すると発表した。価格はオープン価格(【発表リリース】)。



↑ 吉野家牛肉まん
↑ 吉野家牛肉まん

中華まん市場は、暖冬や残暑の影響もあり、ここ数年は横ばい状況が続いている。しかしスーパーなどの量販店では、内食化により「値頃感」のある袋物製品の販売が増加している。一方でコンビニエンスストアの加温販売商品では、本物感のある高価格帯商品が支持される傾向にある。そのためか、各チェーンが多様な具材を包んだ中華まんの開発、発売に取り組んでおり、バラエティー化が一層進んでいるようすが確認できる。

今回発売される「吉野家牛肉まん」は、消費者のニーズの多様化に対応し具材のバラエティー化を図りたい山崎製パン側と、日頃は店舗に来店する機会の少ない主婦層や子供にも吉野家の味を知って欲しい吉野家の思惑が一致。約1年をかけて開発された。吉野家の独特の牛丼の味を再現するため、吉野家の秘伝の「たれ」を使い牛肉とたまねぎを柔らかく煮込んだ具材を、山崎製パンの独自技術により、しっとりとやわらかく仕上げた生地で包みこんでいる。この「吉野家牛肉まん」は常温そのままでも食することが出来るタイプの商品だが、レンジで温めるとさらに美味しさが増すとのこと。

先日【ふりかけな牛丼…? 吉野家から「牛丼ふりかけ付ごはん」登場】で「ふりかけ」な牛丼を紹介したが、今度は中華まんに進出と相成った吉野家の牛丼。ネームバリューの活用、あるいは逆にさらなる積み上げ、多商品化展開に踏み出した感がある。中華まんの具に吉野家の牛丼を使うという考えは「なるほど」感が強く、吉野家ファンはもちろんそうでない人も、一度はトライしてみたくなる。果たして市場の反応はいかなるものか、今日以降の動向が気になるところだ。



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