アマゾン、配送料無料サービスを正式に開始

2010/11/01 17:15


配送無料Amazon.co.jpは2010年11月1日、【アマゾン、全商品の通常配送料無料キャンペーン継続へ・終了時期は未定に】などでも報じてきたように、これまで期間限定のサービスとして継続中だった配送料無料サービスについて、これを原則的に正式なルールとして採用すると発表した。Amazon.co.jp が販売、発送する全商品の通常配送料(税込300円)が、一部を除きいつでも無料になる(『発表リリースページ』)。



↑ 配送料無料完全サービス化発表ページ
↑ 配送料無料完全サービス化発表ページ

今件はAmazon.co.jpが10周年を迎えるにあたり実施されたもので、、国内に「通常配送」または「コンビニ受取」を選択して商品を受領する場合にかかる配送料(300円・税込)が無料になるというもの。今件は2010年1月からキャンペーンとして期間限定で行われてきたが、何度かの延長ののち、終了期間未定のまま継続されていた。無料サービスはモバイルでのショッピングでも適用されるが、以下の場合は無料対象外となるので注意が必要。

・Amazonマーケットプレイスでの注文で、出品者が販売、発送する商品。ただし出品者が販売し、Amazon.co.jpが発送する商品は無料の対象となる。
・配送方法が「通常配送」または「コンビニ受取」以外の注文(お急ぎ便、当日お急ぎ便、国外配送など)
・特別配送商品(大型商品、重量の重い商品、取り扱いに注意を要する商品など)
・支払い方法が代金引換の場合、配送料は無料になるが、配送1件につき代引き手数料260円(税込)がかかる。
・ギフト包装を選択した場合はギフト包装料300円(税込)が別途かかる。

今回のサービス決定により、配送料の点ではインターネット通販においてアマゾンがアドバンテージを得たことになる。今後競合他社がどのような動きを見せるのか気になるところだ。また、今回の基本配送料原則無料化により、いわゆるAmazonプライムの特典が「お急ぎ便」「当日お急ぎ便」「お届け日時指定便」の使い放題「など」に限定されることになる。サービスの差別化の動きにも注目していきたい。

なお今件はAmazon.co.jpの10周年記念として行われたものだが、同時に日本各地のご当地グルメや特産品を取扱い、物産展を開催する『Nippon ストア』の11月2日からのオープンも発表されている。

↑ Nippon ストア
↑ Nippon ストア

こちらはAmazon.co.jpが販売する商品だけでなく、各都道府県の出品者による商品の品ぞろえを提供するストア。出品者の一部商品において「Amazon.co.jpが物流サービスを代行するフルフィルメント by Amazon」の対象になっており、Amazon.co.jpが配送する商品同様に、通常配送料無料・当日お急ぎ便などさまざまな配送サービスが適用され、Amazonプライムの対象商品にもなる。

ご当地グルメを自宅からの注文で手に入れたいニーズは意外に多い。特に昨今流行りのB級グルメは「話に聞いても実際には口に出来ない」「売ってるはずなのだがなかなか見つけられない」人も少なくないはず。配送料無料の知らせに胸をときめかせるのと同じくらいの興奮度で、まるでデパートの地下街でいつも活気あふれる「全国物産展」が開催されているような「Nippon ストア」に、熱い視線を注ぐ人も多いに違いない。



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