西武鉄道でメイド列車運行

2010/11/12 07:11


「メイドトレイン」西武鉄道は2010年11月4日、同年12月11日に「メイドトレイン」を運行すると発表した。池袋駅から西武秩父駅間に、車内をメイド喫茶に見立てた特急レッドアロー号を用いて「メイドトレイン」号を編成、団体臨時列車として運行することになる。西武鉄道側では今回の「メイドトレイン」を関東大手私鉄では初めての取り組みとなると伝えている(【発表リリース】)。




↑ レッドアロー号とメイドさんたち
↑ レッドアロー号とメイドさんたち

今回展開される「メイドトレイン」は、元々西武鉄道沿線にアニメーションの制作会社が集積していて、アニメーションによる地域振興や、環境問題への取り組みを西武鉄道側が実施していること、そして「西武園ゆうえんち」や「としまえん」でコスプレイベントが実施されていて、アニメーションを始めとするポップカルチャーとの接点が多い路線であることに基づいたもの。日本のポップカルチャーとして認知されている「メイドさん」に注目し、特急レッドアロー号の車内をメイド喫茶に見立て、「メイドトレイン」として運行することで、「アニメっぽい」沿線の特徴をより顕在化し、沿線イメージの定着を図ることを目的としている。

運行地区は池袋駅から西武秩父駅間の1往復で、池袋からのみの乗車となる。池袋は10時03分発で、西武秩父駅には11時44分着、その後復路で池袋には15時54分に到着する。主なイベント内容としては、「車内でのメイドさんによるウェルカムドリンクの提供、飲食物の車内販売、車内放送、ゲーム大会等。西武秩父駅仲見世広場での撮影会」などが予定されている。旅行代金は大人3500円・子供3000円。クーポン発送のため別途1件につき500円が必要。事前ネット予約制で、申し込みは【メイドトレイン(maidtrain)】のウェブサイトから。

「メイドトレイン(maidtrain)」のサイトを見ればお分かりのように、「メイドトレイン(maidtrain)」は列車を使ったメイド喫茶を(イベントとして)行う団体で、これまでにも複数の列車上でメイド喫茶を展開している。また今回の西武鉄道における「メイドトレイン」は【西武鉄道、12月11日に「メイドトレイン」を運行】にもあるように、当初は西武鉄道社員がメイドさんとして立ち振る舞う案もあったものの、風営法上の許可が必要になるため、プロで法的にも接客が可能なメイドさんたちに客室乗務を委託する形になったのだという。

「メイドトレイン(maidtrain)」が過去に展開したメイド列車では、地方ローカル線のために店員割れの場合もあったそうだが、今回は関東、しかも始発はターミナル駅の池袋。募集人員は360人とのことだが、すでに応募受付を開始し、先着順で定員になり次第募集を終了するとのこと。気になる人はチェックをしてみてはいかがだろうか。



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