吉野家、牛鍋丼などのトッピングメニューとして「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」を展開

2010/12/01 06:10


「ねぎ玉子」[吉野家ホールディングス(9861)]は2010年11月30日、同社の子会社である牛丼チェーン店吉野家の主力商品の一つで先日発売を開始し大ヒットを飛ばしている「牛鍋丼」や、さらには「牛丼」などにのせて食べるトッピングメニュー『追っかけ小鉢』として「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」の2種類を同年12月1日から発売すると発表した。価格は「牛鍋豆腐」が50円、「ねぎ玉子」が70円(【発表リリース】)。持ち帰りは可能で、店内利用の場合は小鉢での提供となる。



↑ 「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」
↑ 「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」

リリースによればかつての牛鍋に入っているさまざまな具材を再現し、「牛鍋丼」の味わいをより楽しむため、今回の「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」に至ったとのこと。吉野家ではすでに玉子の提供は行っているが、それ以外の本格的な牛丼系のメインメニューに対するトッピングを提供するのは、今回が初めてとなる。

先日【牛丼御三家の2010年10月分営業成績をグラフ化してみる】でも解説したが、「牛鍋丼」は久方の大ヒット商品となったものの、客単価の減少を招き、売上を大きく減らすことになった。

↑ 牛丼御三家2010年10月営業成績
↑ 牛丼御三家2010年10月営業成績(再録)

そのため、今回トッピングメニューを新規に展開することで客単価を引き上げ、売上の底上げを画策したものと考えられる。一部報道によれば先行販売した店舗では、注文客の1割強がこれらのメニューを注文したとのことで、それなりの効果は期待できる。

牛丼系のメインメニューに対するトッピングでは、すでにすき家が「おろしポン酢」「キムチ」「明太子マヨ」「ねぎ玉」などを展開中。事実上これに追随する形となる。果たしてどこまで今回の「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」が客単価引き上げに貢献できるのか、気になるところではある。



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