【更新】2013年春実現が目標…JRなど交通10社、交通系ICカードの相互利用サービスの検討開始

2010/12/21 06:36


協議北海道旅客鉄道株式会社、PASMO協議会、東日本旅客鉄道株式会社、名古屋市交通局、名古屋鉄道株式会社、東海旅客鉄道株式会社、スルッとKANSAI協議会、西日本旅客鉄道株式会社、福岡市交通局、西日本鉄道株式会社及び九州旅客鉄道株式会社は2010年12月20日、各社が発行・展開している交通系ICカードの相互利用サービスについて、2013年春の実現を目標に検討を開始したと発表した。今後各交通系ICカードを利用するお客の利便性向上を目指し、相互利用の実現に向け、各種課題の整理を進めていくとしている([発表リリース])。



↑ 交通系ICカード基礎データ(2010年11月末現在)(一部略)
↑ 交通系ICカード基礎データ(2010年11月末現在)(一部略)

リリースで公開された情報は冒頭文のものだけで事足りてしまうが、【ようやく動きだした? IC乗車券10種相互利用へ・読売報じる】などで補足すると、今回名前を挙げた各企業が展開している計10種類のICカード乗車券について、共通性を持たせ、1枚のカードを持っていれば残り9社のエリアでも使えるようにするもの。銀行のキャッシュカードで「提携銀行ならばどこの銀行のATMでも利用できる」のと同じ感覚で利用が可能になる。

元々基本技術仕様が共通化しており、仕組みの上での共通化のハードルは低かったものの、システムの改修費がハードルになっていたとのこと。しかし利用者の需要が高まる中で、重い腰を挙げたという次第。

今後協議会の発足、諸問題の解消に向けたアプローチを経て、3年後には10社による相互利用が始められる予定。各カードの利用地域区分周辺に住む人や、出張などでエリアをまたいで交通機関を使う機会の多い人には、非常にありがたいお話に違いない。



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー