関西地区のam/pmもファミリーマートに転換へ

2011/01/08 06:48


ファミリーマートイメージ[ファミリーマート(8028)]は2011年1月7日、【カッパ・クリエイト(7421)】との間で、カッパ・クリエイトの連結子会社で関西地域でコンビニのam/pmを運営するエーエム・ピーエム・関西の譲り受けについて、基本合意書を締結することを決議・締結したと発表した。これで全国のam/pm店舗がファミリーマートに転換することがほぼ決定的になった(【発表リリース】)。



am/pmについては【ローソン、am/pm買収を正式発表・実質買収金額145億円】にもあるように一時期はローソンと、当時保有企業だったレックス・ホールディングスの間で受け渡しが進められていたが、am/pmブランドの継続を巡って意見の対立があり、交渉は決裂。その後伊藤忠やファミリーマートとレックス・ホールディングスとの間の協議の末、ファミリーマートによる完全子会社化がなされた後、吸収合併された(2010年3月1日)。

さらに同年7月9日にはJR九州リテール株式会社と「共同エリア・フランチャイズ契約」を締結して九州地区でのam/pm店舗のブランド転換を促進。今回のカッパ・クリエイトとの基本合意書締結で、関西地区でも今後はam/pmの加盟者各自の合意を得ながら、ファミリーマートへのブランド転換を進めていくことになる。

【コンビニ四天王の売上高などをグラフ化してみる(2010年版)】にもあるがファミリーマートは日本国内のコンビニとしては売上第三位の立ち位置。今後今回のブランド転換で、特に関西地区でのブランド力のアップはもちろんのこと、物流網の拡充や経営インフラの効率化が見込めることになる。相互作用がうまく働けば、今後ファミリーマートのポジションに変化が望める動きが生じるかもしれない。



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