2つの味が楽しめるとな? 4種の高級アイス「ウチカフェKiSSシリーズ」ローソンから登場
2013/12/12 09:30
ローソンは2013年12月11日、1つで2種類の味を合わせて楽しめるオリジナルなプレミアムアイス「ウチカフェKiSSシリーズ」4種類を同年12月17日から発売すると発表した。種類は「濃厚ミルク&ストロベリー」「カカオ&マロン」「紫いも&抹茶」「ハニーミルク&ゆずジンジャー」。価格はそれぞれ270円(税込)。ローソンがオリジナル商品としてプレミアムアイス(高単価なアイス)を発売するのは初めてのことになる(【発表リリース:「ウチカフェKiSSシリーズ」4種を発売】)。
↑ 左から「濃厚ミルク&ストロベリー」「カカオ&マロン」「紫いも&抹茶」「ハニーミルク&ゆずジンジャー」
今回発売される「ウチカフェKiSSシリーズ」は、素材にこだわった2種類のプレミアムアイスを組み合わせた商品。写真にあるように2種類のアイスを一度に口に含むことで、それぞれの素材が混じり合い、新しい味わいを楽しむことができるという趣向が凝らしてある。「濃厚ミルク&ストロベリー」「カカオ&マロン」は基本メニューとして、「紫いも&抹茶」「ハニーミルク&ゆずジンジャー」は季節限定メニューとしての登場で、来春には季節限定メニューで新しい商品の発売を予定している。
「濃厚ミルク&ストロベリー」は北海道産の生クリームに発酵バターを加えた、濃厚なのに後味がすっきりとしたミルクアイスと、国産「紅ほっぺ」の果肉と福岡県産「あまおう」の果汁を合わせて52%使用したストロベリーシャーベット。「カカオ&マロン」はカカオ分70%以上のハイカカオチョコレートに、ココア、カカオマスを加え、隠し味に洋酒を効かせた深みのあるカカオアイスと、和栗のペーストと渋皮マロンの餡(あん)を合わせて35%使用し、隠し味に発酵バターを加えたマロンアイス。
「紫いも&抹茶」は紫芋の果汁とペーストを合わせて20%配合した紫いものアイスと、石臼で挽いた京都府産の抹茶を使用し渋みを効かせた抹茶アイスの組み合わせ。「ハニーミルク&ゆずジンジャー」は北海道産生クリームと発酵バターで仕上げたコクのあるミルクアイスにオレンジ蜂蜜を加えたハニーミルクと、日本一の産地である高知県産のゆずと生姜を使用したシャーベットの組み合わせとなる。
昨今では通常タイプのアイスとは別のワンランク上の雰囲気と実力を有する、ブランド力を持ち少々高めでも安定した品質感のある、「ちょっとしたリッチ感」を楽しめる、いわゆるプレミアムアイスに注目が集まっている。これまではこのタイプのアイスとしてはハーゲンダッツがほぼ独占していたが、市場の拡大に連れて他社も続々と参入をはじめているのが現状。
今回ローソンではこの市場に、同社の定番デザートブランド「ウチカフェスイーツ」の看板を掲げ、同ブランドで支持を集めてきた原材料を用いることで安心感を呈した「ウチカフェKiSS」として展開することになる。商品のラインアップは今回定番2種と季節限定2種という組み合わせであることから、同社の独自スイーツブランド飛躍の立役者となった「プレミアムロールケーキ」シリーズに類したスタイルでのラインアップの提供となるものと思われる。また、比較的落ち着いた配色、デザインの容器を用いていることや、最初から和風の味わいの種類が登場していることもあり、幅広い年齢層をもターゲットに捕えているようだ。
「2つの味わいを同時に楽しめ、さらに1つに合わせて新たな味覚を堪能できる」という基本コンセプトは、発想としては面白い。今後プレミアム系アイスの消費層にどこまで受け入れられるのか、いかなる新しい味わいを切り開いていくのか、注目したいところだ。
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