匠の祭典・第26回技能グランプリ3月4日から開催
2011/02/03 12:00
厚生労働省は2011年2月1日、第26回技能グランプリの詳細について発表した。今年は3月4日から7日にかけて千葉県の幕張メッセ他3会場で開催される。参加選手数は480名、競技職種は染色補正、婦人服製作、紳士服製作、和裁、寝具など全部で26職種に及ぶ(【発表リリース】)。
↑ 2009年に兵庫で開催された第25回の様子。【直接リンクはこちら】
「技能グランプリ」は一級技能士(技能を基準に従って検定し国として証明する国家検定制度によって一級の資格を持つと判断・認定されたもの)などの地位と技能の一層の向上を図ることを目的として1981年度から開催している大会。今回開催される第26回大会では、26の競技職種において、特級・一級・単一等級の技能士によって高度な技が競われることになる(前回第25回は31職種を対象としており、大会数だけ職種が選択されるわけではない)。技能の重要性を一般の人にも広くアピールし、技能を大切にする気運の醸成に役立てることも大会の狙いとしている。
争われる職種は次の26種類。
染色補正、婦人服製作、紳士服製作、和裁、寝具、石工、建築大工、かわらぶき、畳製作、建築配管、プラスチック系床仕上げ、カーペット系床仕上げ、壁装、旋盤、フライス盤、機械組立て、家具、建具、貴金属装身具、印章木口彫刻、表具、園芸装飾、粘着シート仕上げ広告美術、日本料理、フラワー装飾、レストランサービス
日常生活を陰で支える、そしていずれも無くてはならない分野において、卓越した技術を持つ技能士らによる「技の祭典」ともいえる。個々の技能のレベルを知るという点では、それぞれの技術を持つ人にとって「天下一武道会」と表しても良いだろう。参加者達の健闘を祈りたい。
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