「スライスチーズ、1枚減ります」雪印メグミルクが一部商品の容量変更へ

2013/12/13 11:15


スライスチーズ雪印メグミルクは2013年12月12日、同社が発売している家庭用チーズ商品の一部について、容量の変更を行うと発表した。内容量を現行から1割前後減らし、価格はそのまま据え置くことで、実質的な値上げとなる。2014年1月下旬出荷分から、順次新容量の商品に切り替えていく(【発表リリース:家庭用チーズ容量変更のお知らせ】)。



↑ 容量変更対象商品となるスライスチーズと6Pチーズ(一例)
↑ 容量変更対象商品となるスライスチーズと6Pチーズ(一例)

今回の容量変更・実質的な値上げの理由について雪印メグミルク側では、世界的な乳製品の需要拡大や外国為替をめぐる情勢などにより、輸入チーズ価格が高止まりとなっていること、そして配合飼料価格の値上がりの影響でチーズ向け生乳取引価格が2013年4月にさかのぼる形で引き上げられたことなどを理由に挙げている。

具体的な容量変更が行われるのは次の11品目。他の家庭用チーズは変更されない。また容量変更が実施された商品も価格の変更は無い。

「スライスチーズ」では「スライスチーズ」「とろけるチーズ」「こんがり焼けるとろけるスライス」「雪印北海道100 コクとうまみのとろけるスライス」の4品目において、従来8枚入りだったものが7枚入りとなる。「6Pチーズ」では「6Pチーズ」「同 塩分15%カット」「同 コクとうまみ」「同 カマンベール入り」の4品目で120グラム入りだったものが108グラム入りとなる。そして「雪印北海道100 とろけるチーズ」では「雪印北海道100 とろけるチーズクッキング用」「同モッツァレラ」「同チーズ脂肪分1/3カット」の3品目について、従来150グラムだったものが140グラムに変更となる。

毎月定期的に報告している「世界食糧指数動向」にもある通り(最新は【食料価格は概して安定、油脂がやや値上がりか(2013年11月分世界食糧指数動向)】)、乳製品は需給バランスの不安定さを受けて去年夏頃から上昇傾向にある。サブプライムローンショック当時と比べればまだ安値だが、少なくともリーマンショック以降においては最高値圏で推移している。

↑ 各食料価格指数推移(FAO)(一部)
↑ 各食料価格指数推移(FAO)(一部)

これに加えて為替変動も考慮すれば、今回の雪印メグミルクによる容量変更・実質的な値上げもやむなしと見るべきだろう。


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