サークルKサンクス、情報端末で注文できる通販サービス「おみせdeツーハン」開始
2011/02/08 06:47
【サークルKサンクス(3337)】は2011年2月7日、同年2月14日から通販サービス「おみせdeツーハン」をカルワザステーション(店頭マルチメディア端末)設置のサークルKとサンクスの店舗で開始すると発表した。サークルKサンクスとしては初めての通販サービスとなる(【発表リリース】)。
↑ おみせdeツーハンのメニューが入ったカルワザステーション
↑ 店頭に陳列されるカタログ
本サービス「おみせdeツーハン」は、サークルKとサンクスに設置してある店頭マルチメディア端末「カルワザステーション」を利用した通販サービス。店頭に設置してある通販カタログから商品を選び、「カルワザステーション」で注文番号や注文個数などを入力するだけで注文が可能となる。注文が完了すると受付票が端末から印刷されるので、その受付票を持って店頭のレジで代金を支払えば、後日店頭で商品を受け取れる。
ポイントは注文の際に、住所や名前などを入力する必要がないこと。手間が省けるのと共に、通販に抵抗がある人でも安心して利用が出来る。
『おみせdeツーハン』では、さまざまな通販会社と提携し生活雑貨、加工食品、キャラクターグッズ、そして美容や健康に関する器具まで幅広く商品を取り扱う予定。現時点でのラインアップとしてLED電球や掃除用品、低価格家電、インテリア小物、化粧品やコスメのトライアルキット、家電、雑貨などが、リリースで確認できる。店頭には常時2-4社のカタログを設置し、2週間または4週間で入替を行う。また関連会社であるときめきドットコムでは『おみせdeツーハン』専用のカタログを毎月発行する予定。
要はコンビニのマルチメディア端末での宝くじやコンサートチケット販売と同じスタイルで、宝くじやチケットの代わりに通販商品の引換券を受け取り、商品が届いてからその引換券と商品を交換する仕組み。
展開される商品の品揃えにおいて、流行を追ったものを優先するように配慮すれば、元々流行のセンサー的な立ち位置を持つコンビニの有効性をさらに高めることができる。逆にコンビニの店頭では陳列されることがあまり無い生活必需品の品揃えをすることで、コンビニの新たな価値を創造し、顧客幅の拡大化を模索することも可能となる(例えば有名産地のお米や有機野菜など)。インターネット端末を持たない、あるいは操作が苦手な人にとっては、ネットよりもハードルが低い通販ツールを提案することにもなる(操作性の簡便化も必要になるが)。
恐らくは提供商品の選択と合わせ、戦略そのものの試行錯誤も続くだろうが、興味深い施策には違いない。今後の動向を注意深く見守りたいところだ。
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