ファミリーマート、「霧島の天然水」の売上の一部を霧島山(新燃岳)噴火に伴う義援金として寄付
2011/02/08 06:44
[ファミリーマート(8028)]は2011年2月7日、同社の国内エリアフランチャイズ各社と共に、霧島山(新燃岳)の噴火によって被害を受けた地域への義援金として、同年2月15日から3月7日まで、全国のファミリーマート店舗及びam/pm店舗合計約8700店で販売するミネラルウォーター「霧島の天然水」(500ml・1リットル)売上の一部を宮崎県と鹿児島県に寄付することを発表した(【発表リリース】)。
↑ 霧島山(新燃岳)の噴火と周囲の状況を伝える報道(2月6日付け)。【直接リンクはこちら】
↑ 霧島の天然水
【気象庁の発表】にもあるように宮崎・鹿児島県境に位置する霧島山(新燃岳)は、2011年1月26日早朝に小規模な噴火が発生して以来断続的な活動が確認されている。【直近の発表(PDF)】では「活発な噴火活動が続いており、当分の間は、現在と同程度の溶岩を吹き飛ばす爆発的な噴火を繰り返すと考えられます」との見解が火山噴火予知連絡会拡大幹事会から出されている。
今回対象となる「霧島の天然水」は、霧島山系が貯えた豊富な水源地の宮崎県小林市に本社工場を構える、クリーン・アクア・ビバレッジが製造するペットボトル入りのミネラルウォーター。2009年7月から全国のファミリーマート店舗で販売を開始し、日本では珍しい比較的硬度が高めのミネラルウォーターとして注目を集めている。
当該商品の売場には、売上の一部が宮崎県と鹿児島県に寄付されることを示したショーカードを掲出するとともに、購入の際に出力されるレシートの一部にも同様の内容を印字する。ファミリーマートではこれらの対応により、今回の取り組みを呼びかけるとしている。
気象庁の発表リリースや現地の動向を伝える報道・各種自主投稿動画を見る限り、残念ながら今件の噴火活動がすぐに収まる様子はなさそう。中長期化も十分考えられるだけに、経済的・心理的なプレッシャーは少なからぬものがあると容易に想像できる。同様の動きが同業他社にも広がることを期待したい。
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