野菜のタネ付き「ベランダで実る 野菜をつくろう!」発売
2011/03/01 07:04


↑ 「ベランダで実る 野菜をつくろう!」表紙

↑ 栽培方法解説部分
『ベランダで実る 野菜をつくろう!』はタキイ種苗の「幅広い層の方に家庭菜園の楽しさや安らぎを知ってもらいたい」という考えと、集英社の「確かな技術力に裏付けられた栽培ノウハウを紹介したい」という思惑から刊行が実現した企画本。創業175年でつちかわれた育種技術を持つタキイ種苗が監修を務めた内容は、家庭菜園初心者から上級者まで楽しめるものとなっている。
3月に発売される創刊号では、「家庭菜園でも楽々!手軽に作れるおいしいトマト!『ホーム桃太郎』」と「ベビーリーフに向く彩り鮮やかなリーフレタスのミックス!『ガーデンベビー』」の2品種を提供。誌面では、野菜の作り方を写真とイラストを併用し、わかりやすく説明したページや家庭菜園の野菜を使った料理レシピのコーナーも掲載予定。

↑ 登場した野菜を用いるレシピも紹介
また、野菜の品種改良にたずさわるタキイ種苗のブリーダーが、品目ごとに基本からステップアップした栽培のポイントまで紹介するなど、家庭菜園が初めての人でもすぐに実践することができる。
創刊号以降の刊行は、4月・5月・7月・8月・9月を予定。そして、刊行時期に播種するのに最適な「2種類の野菜の種」が付録として同梱される。さらに創刊に合わせ、タキイ種苗のウェブサイト上に『ベランダで実る 野菜をつくろう!』特設サイトページ(【http://yasai-tsukurou.takii.co.jp】)を設け(3月2日オープン予定)、読者が継続して家庭菜園を楽しめるようなコンテンツを展開していく。
昨今付録付きの雑誌は珍しくなく、連動性や持続性のある付録も「ディアゴスティーニ」社をはじめ各社から展開されている。しかし家庭菜園をテーマとし、野菜のタネを付録として提供、そのタネを読者が植えて育てることを前提に多方面でコンテンツを提供していく手法は珍しく、そして面白い試みといえる。何より「ベランダでも」という条件を設定したことでハードルを低くし、多くの人に「自分でも出来るかも」と可能性を示唆させるあたりはポイントが高い。

↑ 特設サイト
特設サイト「タキイガーデンスタイル」の中には、さまざまなな野菜や花の栽培の日記をつけることができる「栽培日記」のコーナーもあるという。それぞれの読者の栽培記録を投稿しあい、ソーシャルネットのように意見を交わすこともできるようになるのだろうか。今後の展開に期待したい。
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