周囲の人、自分自身が「がん」になったら…「がんになったら手にとるガイド」電子書籍版・無料配信中

2011/03/27 19:30


「がんになったら手にとるガイド」学研は2011年3月10日、子会社の学研メディカル秀潤社が発行している書籍「患者必携 がんになったら手にとるガイド」の電子書籍版の無料配信を同日から開始したと発表した。学研が無料で提供しているiPhone・iPad向けの無料電子書籍アプリ【学研電子ストア】で配信している(【発表リリース】)。



↑ 学研電子ストアでのダウンロード画面
↑ 学研電子ストアでのダウンロード画面

今書籍は「がん」であると診断されて間もないがん患者に寄り添い、支える情報を提供できるよう「信頼できる情報で、わかりやすく、役に立つもの」をまとめた一冊。自分自身ががんであることを認識した上での心構えのこと、病気や治療の知識、費用・支援制度・療養に役立つヒントまで、がん患者はもちろんだがその家族にとって必要な情報がまとまっている。いわば患者自身と家族の、がんの治療や療養における理解を深め、医療者とのコミュニケーションツールとしても使えるアイテム。

↑ 文章がメインだが語りかけるような表現方法が用いられている
↑ 文章がメインだが語りかけるような表現方法が用いられている

構成は第1部が「“ がん”と言われたとき」、第2部が「がんに向き合う」、第3部が「がんを知る」。それぞれ細かく項目分けがされており、語りかけるような文体で記述されているので、肩を張らずに読み通すことが出来る。

【日本人の「3人に2人が『がん』になる」「2人に1人が『がん』で亡くなる」・がんの2015年問題とは】などでも触れているが、日本人の死因トップは「がん」であり、多くの人が自分自身やその周辺の人における「がん」と向き合わねばならなくなる。その時に何の情報も無く慌てふためくのと、正しい情報を得て、あるいは情報源を持ち、冷静沈着に対処できるのとでは、その後の状況展開に雲泥の差があることはいうまでもない。人がもっとも不安にさいなまれるのは、「情報の不足状態」に自分が追いやられている瞬間なのだから。



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