JT、5月9日までにたばこの出荷種類を25銘柄に拡大

2011/04/15 12:20

【JT(2914)】は2011年4月14日、先に【JT、4月11日から出荷再開のたばこ7銘柄を発表】でお伝えした7銘柄に続き、同年4月25日から9銘柄を追加し、合計16銘柄で生産調整後の出荷を行うと発表した。さらに同年5月9日からは9銘柄を追加し、25銘柄での出荷体制を整えることとなる(【発表リリース】)。



【JT、たばこ全製品の出荷を3月30日から4月10日まで停止・以降は銘柄限定で量産】で触れているように、今般東日本大地震・震災によって、たばこの生産に際し「物流の停滞の影響」「生産設備への被害」「計画停電・節電の影響」「一部工場の被災(機能復旧には相当の期間がかかる)」などの支障が発生している。そこでこれまでの販売体制の調整を行い、「生産・品質確保体制の構築と在庫の充実」「現行の97銘柄から25銘柄に生産銘柄数を絞る」施策が行われている。

現時点では出荷されているのは7銘柄。今回発表された計18銘柄と合わせ、全部で25銘柄による供給がしばらく継続されることになる。


また、これらの銘柄についても「開始当初は数量を限定した上での出荷となります」とあり、数量が限られたものになることが示唆されている。一方「引き続き、出荷する銘柄数および出荷量を順次拡大し、一日も早く通常の供給体制に戻すべく最大限努力して」との表現も確認でき、時期はまだ未定ではあるが、今後さらに銘柄数の拡大が行われる予定であることが分かる。

これまで喫煙していた銘柄が出荷再開リストに含まれていない場合、手持ちのストックを吸いつなぐか、他の銘柄に一時的に切り替えるか、「出荷リスト」に加わるのをひたすら待つか、「せっかくだからこの際」禁煙をするの選択肢から選ぶことになる。完全に復旧するまでの間は、少なからぬ愛煙家には辛い状況が続きそうだ。

スポンサードリンク