シャープ、JR大阪駅構内デジタルサイネージ向け大型液晶ディスプレイ98台を納入

2011/05/10 19:30


JR大阪駅構内デジタルサイネージ【シャープ(6753)】は2011年5月9日、JR大阪駅のリニューアルに伴い、広告表示用デジタルサイネージ(通信とデジタル技術を使って液晶ディスプレイやプロジェクタなどに広告を展開する手法、あるいは広告そのもの。Digital Signage=電子看板)に採用する大型液晶ディスプレイを合計で98台納入したと発表した(【発表リリース】)。



↑ 大阪マルチビジョン48 ・改札内環状線側 壁面タイプ(12台)、壁面上部横長タイプ(12台×3セット)
↑ 大阪マルチビジョン48 ・改札内環状線側 壁面タイプ(12台)、壁面上部横長タイプ(12台×3セット)

↑ 大阪駅3F南北連絡橋(16台)
↑ 大阪駅3F南北連絡橋(16台)

今回納入されたのは、縦置きの液晶ディスプレイ12台による約206V型相当のマルチディスプレイシステムを含め、大型液晶ディスプレイ48台(壁面タイプは2×6で12台から1面構成、横長タイプは横12台で1面構成を3セット)で構成する「大阪マルチビジョン 48」。仕組みとしては【複数枚を連ねて1枚のように……シャープが東京駅構内に330インチのマルチデジタルサイネージ設置】と同じで、狭額縁タイプの液晶ディスプレイを採用しているため、ディスプレイ間のつなぎ目が目立たないものとなっている。

また、明るい場所でもメリハリのある表示が可能な液晶の特長を活かし、日差しが差し込むJR大阪駅3F南北連絡橋の柱上部にも設置し、鮮やかな広告を表示する。

さらに【J・ADビジョン】で解説されている、JR東日本エリアに設置したデジタルサイネージ「J・ADビジョン」と連動する広告表示も展開されるとのこと。高精細でビジュアルアピール度の高い映像メディアを二大都市圏で同時に展開し、効果的な訴求をしていくという。

昨今の電力供給力不足で、デジタルサイネージの多くが節電対策として、電源が落とされたままとなっている。今後は今件のような、通常照明より消費電力量の小さい液晶での展開が、ますます増えていくのだろう。



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