ローソン、PBブランドのプレミアム品として「ローソンセレクトデリシャス」3品を展開
2011/05/31 06:38


↑ 「ローソンセレクトデリシャス」シリーズ、左から「ビーフカレー」「ハンバーグ」「ビーフシチュー」
「ローソンセレクト」とは同社が客層拡大の一環として昨年7月に展開を始めたプライベートブランドで、主婦やシニアをターゲットにしている。毎日使う調味料や乾物の加工食品、洗剤・紙などの消耗品を中心に最適な容量・高機能・高品質で手ごろな価格で提供するのがコンセプト。「近くのコンビニで手軽に購入できるお惣菜や生鮮食品を購入したい」とのニーズが高まっていることから、今年2月にはごぼうサラダやかぼちゃサラダなどのチルド帯のお惣菜類の販売も開始している。現在は、加工食品・日用品・生鮮日配食品・菓子・飲料で約150品目を展開中。
今回「ローソンセレクト」のプレミアムライン(要は一ランク上的な考え方のシリーズ)「ローソンセレクトデリシャス」シリーズとして発売するのは、洋食メニューの定番的なラインアップ、ハンバーグ・ビーフシチュー・ビーフカレーの3品。肉や野菜などの素材を活かす製法で、具材をしっかりと感じ、味わうことができる。主婦や働く女性などの時間の足りない多忙な人でも、食卓を彩る1品として手軽に、しかも本格的な味を堪能することができる。
昔は単なる「お値打ち商品」、ナチュラルブランドの補完品的なもの・没個性的商品としてごく一部の品揃えしか無かったプライベートブランド商品だが、最近では冷凍食品や主要消耗雑貨品をはじめ、スーパーやコンビニで多種多様な種類のものを見かけるようになった。そして品目の穴埋め的な立場から、昨今では「その店、系列店でしか入手できない独自のもの」という、ビジュアルで(ブランドとしての)統一感をはかりつつも内容的に個性豊か商品も生まれつつある。
「ローソンセレクトデリシャス」が商品展開層として想定している「主婦や働く女性」に対し、どれほどのアピールをすることができるのか。見た目はもちろんだが、忙しい中でも味とコストパフォーマンスにはこだわりを持つ女性陣のお目にかなう出来栄えのものか否か、気になるところではある。
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