JR東日本、節電対応で夏期平日12時-15時の列車本数削減へ
2011/06/08 06:47


↑ 「電力使用制限令」の適用イメージ
対象となる路線は、1時間あたりの運転本数が4本以上(上下別、それぞれ)の路線で、具体的には東海道本線、総武線快速、中央・総武線各駅停車、中央線、南武線など。対象時間帯は平日の12時-15時。被災地の路線や新幹線、1時間あたりの運転本数が3本以下の路線は原則削減なし。また、山手線、京浜東北線、埼京線はJR東日本が保有する自営発電所の電力で運転されており、「電力使用制限令」の対象外となっているが、一定程度の本数を減らして余剰電力を生み出し、東京電力の電力供給に協力する。
これらの本数制限では、削減電力は列車の直接走行だけでなく各種鉄道そのものの運用電力にも絡んでくるため、単純に削減要請率と減少本数が一致するわけではない。また平日9時-12時・15時-20時は、基本的に昨年の使用最大電力を上回らないようにダイヤを策定していく(つまり原則通常ダイヤ)。
「電力使用制限令」では平日12時-15時の時間帯で「1時間当たり4-5本路線で5%」「1時間あたり6本以上で15%」(昨年同時期・同時間帯に比べて)の使用最大電力の削減が求められている。今回の本数削減はそれに従ったものとなる。具体的なダイヤは今後の発表となるが、この時間帯に該当路線を使う人は、ダイヤの接続タイミングもあわせ、確認を忘れないようにしておこう。
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