ヤフーとツイッターが提携・ツイッターの「つぶやき」リアルタイム検索開始

2011/06/15 07:08


ヤフーのリアルタイム検索ヤフーとTwitter(ツイッター)は2011年6月14日、両社が戦略提携を行い、ツイッターが持つ全ツイート(=つぶやき、一般公開をしない「プライベートコンテンツ」をのぞく)のデータ提供を受け、最適な検索結果を表示する【Yahoo!検索 リアルタイム検索】を公開したと発表した。新しい検索結果がツイートとして加われば、リアルタイムで追加更新されていく。今後スマートフォンでのサービスも7月上旬をめどに予定しているとのこと(【発表リリース】)。




↑ リアルタイム検索結果の例(上)と注目のキーワードの例(下)
↑ リアルタイム検索結果の例(上)と注目のキーワードの例(下)

今回提供が開始された「Yahoo!検索 リアルタイム検索」では、ヤフーの検索窓の上部にある「リアルタイム」をクリックし、調べたいワードを入力後、検索することで実施できる。検索結果は「自動更新(5秒更新)」と「手動更新」のいずれかの更新方法、並び替えは「適合度順」と「更新日時順」のいずれかを選べる。

ヤフー側では今後、「Yahoo!ニュース」「Yahoo!オークション」「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!ロコ」など即時性の高い情報やソーシャルメディアとの相性が良いサービスとの連携を(時期未定ながら)予定している。またツイッター以外のソーシャルメディアとの提携も予定しているとのこと。

ツイッターのツイートを検索する検索エンジン系サービスとしては、すでにGoogleが「リアルタイム検索」として提供している。両者を比較すると、

●Googleのリアルタイム検索
・更新日時順のみ(更新は逐次)
・過去へもさかのぼれる(2011年1月以降?)
・検索結果のツイートへは直接ジャンプができる

●ヤフーのリアルタイム検索
・適合度順と更新日時順(更新は5秒間隔)が選択可能
・さかのぼれるのは過去24時間のみ
・検索結果のツイートへは直接ジャンプができる。その他に検索結果から直接「お気に入り」「リツイート」「返信」も可能(別ウィンドウが開く)
・検索結果への反映が「やや」速い(Googleと比べて、目測レベル)

現時点では操作性はややヤフーの方が上だが、データの解析や調査においてはさかのぼれる範囲はGoogleの方がはるかに上のため、目的によって使い分けるのが吉。

また、【リアルタイム検索のヘルプ】によると、「ID:xxxxxx」(xxxxxxはTwitterユーザー名)と入力することで、そのユーザーのツイートが検索できる。さらに「ID:xxxxxx ○○○」で、「xxxxxxというユーザーのツイートで、○○○が含まれるツイート」をたどれる。

↑ ID検索一例。当方のIDとサイト名「Garbagenews.com」で検索することによって、更新情報などに厳選して表示ができる次第。短縮URLでツイートしているものの一部は元のURLに開かれるようだ
↑ ID検索一例。当方のIDとサイト名「Garbagenews.com」で検索することによって、更新情報などに厳選して表示ができる次第。短縮URLでツイートしているものの一部は元のURLに開かれるようだ

この機能は非常に便利で、ヤフーのリアルタイム検索の検索範囲が過去24時間に限定されているのが、非常に惜しくなる。

今後両社とも随時機能の追加、更新が行われることだろう。それぞれの特性を把握し、上手に使い分けたいものだ。



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