バンダイ、「仮面ライダー」「ワンピース」がiPhone上でARを使って遊べる「ARカードダス」発売へ
2011/06/16 06:56
バンダイは2011年6月15日、バンダイナムコゲームスと共同開発した、AR(Augmented Reality(拡張現実・強化現実))技術を搭載した新しいカードダス「ARカードダス」を「仮面ライダー」「ワンピース」の2キャラクターを対象に、同年7月30日から発売すると発表した。iPhoneやiPod touch(iPhone 4、iPhone 3GS、iPod touch(第4世代))でApp Storeから無料のアプリケーションをダウンロードし、カードに描かれたARマーカーを読み込むことでキャラクタが出現、アプリケーション上で戦うゲーム。カードは1パック3枚入りで315円(税込)(【発表リリース】)。
↑ 仮面ライダー ARカードダス
『ARカードダス』は、iPhoneやiPod touchでApp Store(【仮面ライダー】【ワンピース】)よりアプリケーション(無料)をダウンロードし、「ARカードダス」のカードに記載された「ARマーカー」を読み込んでキャラクターを出現させ、アプリケーション上でバトルするゲーム。
ARマーカーで読み込んだキャラクターは「画面内で」カード上に浮かび上がるように出現し、カードを回せばキャラクターも回転する。他にも、画面上でタッチするとパンチやキックなどのリアクションもあり、まるでカードからキャラクターが飛び出たような感覚が味わえる。
↑ カードを回せばキャラクターも回転
読み込み後は、自分の所有するキャラクターを使って、出現したキャラクターとバトルを行う。カードに書かれたミッションをクリアすると、そのカードのキャラクターが自分の仲間になり、次のバトルから使用することが可能となる。
また、カードはコレクション性の高いプラスチック製(全40種類・すべて描き起こしの新規イラスト、カードサイズは86×59ミリ)で、ARマーカーの他にデータカードダス「仮面ライダーバトル ガンバライド」「ワンピース ワンピーベリーマッチダブル」用のバーコードも記載されているので、既存のデータカードダスでも遊ぶことができる(バーコードはすでに発売済みのデータカードダスのカードの再録)。
スマートフォンをはじめとした携帯端末とAR技術を用い、現実と仮想を織り交ぜた情景を提供し、カードゲームそのものを盛りたてる仕組みは現在試行錯誤が続けられながら、多種多様なものが登場している。ニンテンドー3DSの「ARゲームズ」が好例。今はまだ普及し始めたばかりなので違和感を覚える人も少なくないが、じきにこのような使い方・遊び方がごく普通に受け入れられることになるだろう。
今件についてはターゲット層が「10-30代の男女」とあるものの、20代以降はともかく10代でスマートフォン保有率を考えると、「誰もが気軽に」というわけにはいかず、少々ハードルが高い。ARを使える・対応する端末の普及率・普及世代層などが今後の課題となるだろう。
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