2013年度まで9駅追加・山手線内の「ホームドア」導入計画更新

2011/07/06 05:10


ホームドア【JR東日本(9020)】は2011年7月5日、東京都内の環状線・山手線における「ホームドア」導入について、以前【恵比寿駅では6月26日から! JR東日本、山手線で先行導入駅の「恵比寿駅」と「目黒駅」でのホームドア使用開始日を発表】でお伝えした先行導入駅「恵比寿駅」「目黒駅」での検証状況を踏まえ、今年度から本格的な工事に着手すると発表した。2013年度までに9駅に追加導入を行い、以降は一部駅をのぞき2017年度までに設置する予定(【発表リリース】)。



↑ ホームドア
↑ ホームドア

可動式ホーム柵こと「ホームドア」は利用客の線路内への転落や、列車との接触を防止するために設置されているもの。車両側のドアの開け閉め操作に連動する形でホーム側地上ドアも開閉するため、車両がホームに到着していない間は線路側への立ち入りが困難となる。すでに東京メトロや都営地下鉄線などが導入しているが、JRグループでは新幹線以外の導入は山手線が初めてだった。

山手線では利用客が極めて多いことから、ホームのスペースが狭くなることや乗り降りの時間がかかり、混雑が一層ひどくなる可能性があるとして導入には慎重だった。しかし要望が多かったことや乗客の安全を優先する形で導入を決定。一方で「より効果の高い運用・設置方法を見極めるために試行錯誤が必要」との判断から、「恵比寿駅」と「目黒駅」で実証実験として先行導入が行われ、今回リリースで公開されたような「車掌用定位置表示灯の整備」など、各種改良が成された。

今回発表されたスケジュールによれば、今後、

2012年度 大崎駅、池袋駅
2013年度 大塚駅、巣鴨駅、駒込駅、新大久保駅、目白駅、高田馬場駅、田町駅

の駅でホームドアを順次導入し、その後も他駅で竣工。2017年度末までには、現在大規模改良が予定されている4駅(新橋・渋谷・新宿・東京)をのぞき全体での工事完成を予定している。上記9駅の具体的完成日時、他駅の予定は、工事計画がまとまり次第あらためて公知するとのこと。

全駅での導入はまだ先の話となるが、導入駅が増えるにつれて、山手線駅ではホームドアのある情景がごく当たり前のものとなっていくだろう。



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