自転車の人力発電でヒーローカーを充電…プロ野球巨人軍が公式募集

2011/07/09 07:08


「東京ドーム発電所」プロ野球チームの読売巨人軍は2011年7月8日、同年7月26日以降に開催される、東京ドーム内での巨人戦において、自転車を使った人力発電を行う「東京ドーム発電MAN&WOMAN」を実行する人を募集すると発表した。発電された電気はヒーローカーの動力として使われることになる(【発表リリース】)。



↑ 東京ドーム内での人力発電拠点こと「東京ドーム発電所」イメージ
↑ 東京ドーム内での人力発電拠点こと「東京ドーム発電所」イメージ

今件は東京ドームで開催される巨人戦において使用される「ヒーローカー」(試合後のヒーローインタビューなどで用いられる電気自動車)の電力を自前で、ファンの力によって発電するというもの。対象となる試合は7月26-28日(横浜戦)、8月2-4日(阪神戦)、12-14日(広島戦)、19-21日(ヤクルト戦)、23-25日(阪神戦)の計15試合。試合開始から終了まで「電力発電」が実施される(随時休憩あり)。

発電を行う人は応募で集められ、具体的な人数は対象となる15試合の各日とも7人。応募多数の場合は抽選となる。応募の際には、事前に「ジャイアンツCLUB G-Po会員」への登録が必要となるため、興味のある人は【G-Po会員専用ページ「My G-Po」】にログインし、イベント申し込みページから申し込む。応募者は16歳以上の男女に限定。募集期間は7月8日から18日まで。

発電はスタンド席に設けられた特設の「東京ドーム発電所」で行われるため、試合を観戦しながら発電ができる。当日の入場券は必要ない。発電作業中は水分補給に必要なソフトドリンクの提供があり、試合後には「TOKYO SETSUDEN DOMEリストバンド」や「ジャイアンツ×adidasフェイシャルシート」(双方とも非売品)がプレゼントされる。また、試合当日のドーム内オーロラビジョンや、巨人軍のウェブサイトなどで、名前や画像の紹介が行われる場合もある。

消費電力の大きい東京ドームでの試合は、昨今の電力事情に合わせ、何かと風当たりが強いところがある。今件は実質的にほとんど電力を蓄積しえない短時間での人力発電であることを考えると、多分にプロモーション的なところがあると考えて良い。

いっそのこともう少し大規模な「東京ドーム発電所」をレフト・ライト両スタンド内に設置し、応援合戦ならぬ発電合戦でもさせた方が盛り上がるのではないか……そう考えてしまうあたり、巨人軍側の「発電をイベント的に考えて雰囲気を盛り上げよう」という思惑に、乗せられてしまっているのかもしれない。



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