東電、ツイッターの専用アカウントで該当地域毎に計画停電をお知らせ
2011/08/11 06:46
[東京電力(9501)]は2011年8月10日、【東京電力 計画停電Twitterアカウントのご案内】を公知した。今後計画停電を実施する際に、その情報を計画停電の該当グループ(地域区分)毎にソーシャルメディア「ツイッター」でも、ツイート(つぶやく、発言する)してお知らせするというもの。今システムはツイッターのシステム側公認のもので、同日ツイッターの公式サイトでも【Twitterで、できること ― もしも計画停電になったらTwitterで何ができるの?】として紹介されている。
↑ 計画停電アカウント一覧
【東電、7月1日まで計画停電「原則不実施」継続】などにもあるが、現時点でも東京電力管轄内では計画停電は「原則不実施」が継続している。しかし今後需給のひっ迫が生じた・予測される際には、計画停電が実施される場合がある。今回発表されたのは、その「計画停電」実施の際に、停電情報をグループごとにツイートするアカウントを用意したというもの。
公開された「計画停電アカウント」は第1-第5グループに大別され、さらにそれぞれA-Eまで細かい区分がなされている(計25アカウント)。利用者は自分が影響を受けそうな地域(自宅や勤務先)に該当する地域のアカウントをフォローすることで、計画停電が実施される場合に、事前に該当アカウントからのツイートを受領することができる。
↑ 第1グループAのアカウント
また、「複数のアカウントをフォローしている(書込みの追いかけ)ので、計画停電の有無のツイートをチェックし忘れてしまうかもしれない」という心配がある。そこで【モバイル通知(携帯メール通知)の設定方法】にもあるように、事前に携帯用ツイート通知の設定をしておくことで、特定アカウントからツイートされた場合、すぐに携帯メールでお知らせ通知を受けることができる仕組みが紹介されている。
ツイッターも民間が運営しているインターネットインフラの一種に過ぎず、24時間365日遅延・ダウンすることなく稼働するという保証は無い。また、携帯電話でメールをチェックする機能を用いたとしても、携帯メールの遅延の可能性もゼロとはいえない。計画停電実施の際に、リスクを少しでも逓減するためには、他の手段での確認も必要となるだろう。
とはいえ、各利用者が必要な地域のみの情報を取得できる仕組みを、ツイッターを活用して創り出したのは、賢い手法といえる。やや手間がかかるものの、間接的に携帯電話へのメールでお知らせする機能も果たし、より確実に情報を公知できるだろう。
もちろんこの仕組みが実働されないのが一番ではあるが、万一必要になった場合でも、有益に利用されることを願いたいものだ。
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