ローソン、エンタメ系Eコマースサイトを集約し「エルパカ」オープン

2011/08/19 06:22


エルパカ[ローソン(2651)]は2011年8月18日、同社グループのエンタメ系Eコマースサイトを集結した総合エンタメモール【LAWSON HOT STATION エルパカ】を同日にオープンしたと発表した。ローソングループ各社(ローソン、ローソンエンターメディア、HMVジャパン)が取り扱うチケット・CD/DVD・グッズ・本などの多様なエンタテイメント商品約350万点を取り扱うサイトとなる。またローソン系店舗での会員システム「Ponta(ポンタ)」会員の場合、買い物をすればポイントを貯めることも可能(【発表リリース】)。



↑ エルパカ 公式サイト
↑ エルパカ 公式サイト

↑ 「エルパカ」サイト構成イメージ
↑ 「エルパカ」サイト構成イメージ

ローソングループには、複数のエンタメ系Eコマースサイト、具体的にはローソンの「Ponta & LAWSONネットショッピング」(各種グッズ等取り扱い)、ローソンエンターメディアの「ローチケ.com」(チケット等取り扱い)、HMV ジャパンの「HMV ONLINE」「HMV MOBILE」(CD/DVD・グッズ・本等取り扱い)があり、各サイトで”別々の”会員登録が必要だった。今回、これらのサイトを新設した「エルパカ」に集約したことで、”ひとつの会員ID”ですべての商品のご購入・サービスの利用が可能になった。

「エルパカ」への集約で、取り扱うアイテム数は、CD/DVD、チケット、グッズ、本・電子書籍をあわせ、エンタテイメント分野では日本最大級となる合計約350万点となる。既存会員は約4180万人(HMV会員約530万人、ローチケ.com会員約350万人、「Ponta(ポンタ)」会員約3300万人)の顧客を中心に、同社グループの総合力を活かした幅広い情報、商品などのコンテンツを提供していくことになる。

なお「エルパカ」の由来だがリリースによると、ローソンの頭文字「L(エル)」と、南米に生息するラクダ科の哺乳類「アルパカ」を合わせた造語とのこと。「アルパカ」のように多くの人から愛され、親しまれたいという想いがこもっているとしている。キャラクターの「エルパカくん」は、つぶらな瞳と長い首がチャームポイント。立ち姿はローソンの「L」にも似ている。

↑ エルパカ
↑ エルパカ

ローソンでは先に完全子会社化していたHMVについて、ブランド名を残しつつ吸収合併をしていた。それもあわせリリース上にもあるように複数のEコマース系サイトが乱立する形となり、利用者側では混乱をきたす可能性があった。今回「エルパカ」で整理統合され(会社組織の持ち株会社化、あるいはポータルサイト化のようなもの)、全モールからの検索機能も用意されるなど、使い勝手は改善されている。

今後は「エルパカ」を中心に各モールにおけるサイトデザインのさらなる共有化で、やもするとモール感を行き来する際に覚える違和感を逓減させることや、他社の類似サイトとの差別化・「他には無くエルパカにしかない」個性の構築、そしてメインキャラクタとして創生した「エルパカ」のプッシュが進められていくことになるのだろう。



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー