グリーが東京ゲームショウに初出展、1000平方メートル超の大型ブースを展開
2011/08/26 06:30


↑ 東京ゲームショウイメージ(TGS公式サイトより抜粋)
今回のTGSのテーマとしては「心が躍れば、それはGAMEです。」というコピーが掲げられているが、グリーではこれを「直接のゲーム以外の要素によるゲーム市場の拡大動向」と解釈。一方で現状の「ゲーム機だけでなく、モバイル端末を介したソーシャルメディア、ソーシャルゲームの世界規模での成長ぶり」を受け、ゲーム業界・産業にはパラダイムシフト(革命的、劇的な価値観・常識・認識の変化、またはその局面)が起きていると判断。両状況から、同社がこの判断の上で行っている事業展開を大いに公知する趣旨のもと、TGSへの出展を決めたという。
今回の展示ではTGS全会場1500小間のうち、120小間・1080平方メートルという大規模なブースを出展。「探検ドリランド」「釣り★スタ」「踊り子クリノッペ」などグリーが開発・運営するソーシャルゲーム10タイトルの他、「ドラゴンコレクション」(コナミデジタルエンタテインメント)、「バイオハザード アウトブレイク サバイヴ」(カプコン)、「100万人の三國志」(コーエーテクモゲームス)、「龍が如くモバイル for GREE」(セガ)をはじめとした他社開発タイトルの試遊コーナーを設置する。また、TGSだけで手に入る限定アイテムのシリアルコード配布も予定している。
ブース内メインステージにおいては映像アトラクションを展開。インターネット、ゲーム業界の最前線で活躍するスピーカーによるビジネスセッションなども実施予定とのこと。
【バンナムとディー・エヌ・エー、スマホ向けのソーシャルゲームアプリを見据えた共同出資会社BDNAを設立へ】や【ソーシャルゲームが家庭用ゲーム機ソフトを超えた・コナミの直近四半期決算短信をグラフ化してみる】にもある通り、家庭用ゲーム機業界企業でも、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末上でのソーシャルゲーム事業が無視できない状況となりつつある。今回のTGSにおけるグリーの初出展、しかも全小間数の8%を使っての大型ブースの展開は、今後の業界変移の象徴的出来事となるかもしれない。
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