ファミマ、惣菜とサラダで新ブランド「彩り famima DELI」を立ち上げ
2011/08/27 07:03


↑ 「彩り famima DELI」一例
リリースでの説明によるとファミリーマート側では、人口動態の変化による少子高齢化や経済の停滞感が、日本人の食シーンにも変化をもたらし、特に「内食回帰」「個食化」「食スタイルの多様化」が顕著化していると判断。そこで内食や個食の象徴でありバラエティさが特徴の「惣菜」や「サラダ」を新たに「彩り famima DELI」という名前でブランド化し、商品開発や販売方法を一新、店頭品揃えを強化する。このアクションにより、特に中高年層、女性層を取り込み、潜在的な需要の掘り起こしを図るとしている。
新ブランド「彩り famima DELI」のコンセプトは「家でつくるよりおいしい定番メニュー!自分でつくれない新しい創作メニュー!」。シンプルで基本的なものから創作系に至るまで、食卓の楽しさや満足度を高める、およそ100種類の幅広い品揃えを展開していく。また方針として「定番メニューのおいしい工夫」「メニューのオリジナリティ創作性」「季節性のあるメニュー」「洗練された見た目」の4つを掲げ、実践していく。
具体的な展開カテゴリは次の通り。
●惣菜
・おかず ・おつまみ ・スープ ・グラタン ・軽食 ・パック惣菜
●サラダ
・野菜サラダ ・練りサラダ ・パスタサラダ
●日配
・スタンドパック惣菜 ・スタンドパックサラダ ・漬物 ・水産珍味
・おかず ・おつまみ ・スープ ・グラタン ・軽食 ・パック惣菜
●サラダ
・野菜サラダ ・練りサラダ ・パスタサラダ
●日配
・スタンドパック惣菜 ・スタンドパックサラダ ・漬物 ・水産珍味
コンビニがフレキシブルな業態を持つことから、現代版の総合雑貨屋・万屋(よろずや)として、さらには社会のコミュニティスポット的な価値を高めると共に、周辺地域住民の消費アイテムの供給源としての役割を求められるようになっている。この立ち位置の変化を逆転の発想でとらえ、災害被災地や過疎地域などへコンビニを展開させ、社会の総合的なサービス拠点的役割を担ってもらおうという試みも行われている(【ローソン、広島の「限界集落」に店舗をベースにした「スモールコンパクトシティ」の展開で支援活動を開始】、【セブン&アイなど、宮城県山元町での「買い物支援」の共同展開開始】など)。

今後はこれまで以上に安心して口に運べる安全性・適切で手頃な価格・種類も味わいも魅力な品ぞろえといった「当たり前」を、維持拡大することが最低限要求される。その上で、ライフスタイルの変化に対応した商品を提供していけるか、そしてさらには中高年層、女性層を取り込めるかが、各コンビニにおけるこの分野での飛躍のキーポイントとなるに違いない。
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