【更新】月刊漫画情報誌「ぱふ」休刊
2011/08/28 06:39
雑草社は2011年8月26日、同社が発行している女性向け月刊漫画情報誌『ぱふ』が、同年6月30日発売の『2011年8月号』をもって休刊したことを発表した。公知ページでは休刊事由に関する説明は無く、単に「しばらく休刊することになりました」とだけ説明されている([発表ページ])。
↑ 「ぱふ」事実上の休刊前最終号となった8月号
「ぱふ」は1974年に発行された月刊漫画情報。紆余曲折・分裂などを経て、現在の雑草社発刊のものとなった。各方面の少女向け漫画をメインに、漫画業界全般、単行本リスト、インタビュー、コラムなど、漫画を作品そのものでは無く一歩引いて業界全体というスタンスで眺めることができる雑誌。
直近では2011年6月30日に同年8月号が発売された後、7月30日に発売予定の9月号は「諸事情により発売を中止」となり、10月号発売予定の8月30日を前に、今回の発表となった。
公知ページの文言は次の通り。
「ぱふ」のお知らせ
いつも「ぱふ」をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
まんが情報誌「ぱふ」は、残念ながらしばらく休刊することになりました。楽しみにされていた読者の皆さま、様々なご協力をいただいた皆さま、誠に申し訳ございません。
活動再開の際には、また改めてお知らせいたします。
いつも「ぱふ」をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。
まんが情報誌「ぱふ」は、残念ながらしばらく休刊することになりました。楽しみにされていた読者の皆さま、様々なご協力をいただいた皆さま、誠に申し訳ございません。
活動再開の際には、また改めてお知らせいたします。
冒頭でも触れたように休刊のいきさつ・事由の具体的発表は無く、また今後の動向についても説明は無い。今件のような動きの場合、例えば【休刊報道のあった「ザ・スニーカー」の印刷証明付き部数をグラフ化してみる】のように活動媒体を変える、あるいは再編の動きを期待させる記述があるものだが、単に「しばらく休刊」に加え「活動再開の際には」とあり、関係各部局の活動そのものが休止することを予見させる。
内容的にはすでにインターネットメディアに移行した方が良さそうな部分もあるが、紙媒体ならでは、紙媒体だからこそ「ぱふ」足り得た部分もあったはず。今後どのような動きを見せるか、「活動再開」のお知らせが果たされるかは現時点では不明だが、需要にマッチしたアクションを期待したいものだ。
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