イオンの総菜「トップバリュ レディーミール」、オリジン弁当監修による刷新版登場
2011/09/13 06:41


↑ 「トップバリュ レディーミール」筑前煮と肉じゃが
イオンでは、「国内人口の都市シフト」「シニアシフト」「世界経済のアジアシフト」に伴い、2011年度から始まった3か年の経営計画においてはこの3つのシフトを主軸に置き、利用客のライフスタイル変化に応じた店舗・商品・サービスの提案に取り組んでいる。
今回発表された「トップバリュ レディーミール」の刷新もその流れ。単身世帯の増加など生活環境の変化を受けて、同社に従来から寄せられていた意見「毎日食べても飽きのこない薄味のお総菜がほしい」「食べきりサイズのお総菜がほしい」に対応するため、グループの弁当・総菜専門チェーン「オリジン弁当」が持つノウハウを「トップバリュ レディーミール」に集約。総菜専門店の味を商品に合わせて80グラム-190グラム程度の小容量パックで提供する新商品を含めたラインアップとして展開する。具体的商品は「肉じゃが」「筑前煮」以外に「ひじき煮」「切干し大根煮」「肉団子 甘酢だれ」「ポテトサラダ」「マカロニサラダ」「ハンバーグ デミグラスソース」「ハンバーグ 和風ソース」の全9種類。

コンビニをはじめとする中小食品系小売店舗の顧客層そのもの、そして需要の変化は【ファミリーマートで移動販売車両「ファミマ号」導入、被災地で営業開始】や【ローソン、PBブランドのプレミアム品として「ローソンセレクトデリシャス」3品を展開】などでも触れているが、勤務先では無く一般世帯(しかも幅広い年齢層)における日々の食事の調達源としても、コンビニがこれまで以上に重要な役割を果たす動きを見せている。それに伴い食品面でも少量化(いちどきに食べきれる)や味付けの薄味化(高齢者向け、あるいは健康志向者向け。元々コンビニ食品は濃い味付けのものが多い)の需要が増え、それに応える必要性が出てきた。
ファミリーマートで展開されている「おとなコンビニ研究所」の新商品群(例えば【「枝豆ご飯と野菜つくね弁当」(ファミリーマート)試食】で紹介した「枝豆ご飯と野菜つくね弁当」)もその一環。今回のイオン発による「トップバリュ レディーミール」の刷新もその流れで、グループのリソースである専門店「オリジン弁当」のノウハウを活用するなど、巧みな展開といえよう。
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