吉野家、「牛鍋丼」を新味に・「おくらとろろ」「とろりチーズ」を「おっかけ」に追加

2011/09/14 06:34


新牛鍋丼[吉野家ホールディングス(9861)]は2011年9月13日、同社の子会社である牛丼チェーン店吉野家において、「新味『牛鍋丼』」を同年9月15日から発売すると発表した。価格は並280円・大盛380円。また、その「牛鍋丼」に加える一品として提案している商品「追っかけ」に、「おくらとろろ」「とろりチーズ」の2品を加え、全部で4種類とし、旧来の「ねぎ玉子」「豆腐しらたき」については増量したことを明らかにしている(【発表リリース】)。



↑ 新味「牛鍋丼」を公知するポスター
↑ 新味「牛鍋丼」を公知するポスター

吉野家では【吉野家原点回帰で「牛鍋丼」発売】にもある通り2010年9月7日から「牛鍋丼」を発売。さらに【吉野家、牛鍋丼などのトッピングメニューとして「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」を展開】にある通り2010年12月1日から添え物「追っかけ」として、「牛鍋豆腐」「ねぎ玉子」を発売した。

今回発売が発表されたのは、その「牛鍋丼」の味わいの改良版。説明にいわく「全国販売を開始し、その後も味の改善に努めてまいりました。今般、その成果として」「新味”牛鍋丼”はタレの味に研究を重ね、あと味の良い、飽きのこないうまさを実現した自信作」とあり、「タレ」の味改善に努めていたとある。

さらに「追っかけ」についても、従来の「ねぎ玉子」「豆腐しらたき(旧「牛鍋豆腐」)」に加え、「おくらとろろ」と「とろりチーズ」(各90円)を追加し、4種類体制とした。なお「とろりチーズ」は最初から丼にのせて提供するとのこと。

昨年の「牛鍋丼」発売後の吉野家の業績動向としては、「集客力は抜群で客入り増加」「客平均単価が減少して総売上は微妙なことに」という複雑な状況となった。特に後者においては「追っかけ」の後追い発売で状況打開を目指したものの、大きな効果は出ていない。

今回ベースとなる「牛鍋丼」の味わいの改善、そして「追っかけ」にこれまでとは違った層の確保を狙った「おくらとろろ」「とろりチーズ」の展開で、どこまで業績に上乗せができるのか。9月以降の吉野家の業績動向からは目が離せない。



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