銀座線の新車両「1000系」、報道関係者にお披露目
2011/10/06 12:00


↑ 報道陣に公開された1000系の公開を伝えるニュース映像(公式)……は期限切れで削除されたので、一般投稿から。【直接リンクはこちら】

↑ 2月発表時のリリースにおけるイメージ
「1000系」は東洋初の地下鉄として昭和2年の地下鉄開業当時に導入され、以後40年間ほど使われてきた旧1000形をモチーフとした車両で、当時の車体色(レモンイエロー)を再現すると共に、レトロ調のデザインを全面に押し出したものとなっている。その一方、各種に最新技術を導入し、リリースにいわく「快適で独創性の高い車両」に仕上がっている。


↑ 旧1000形(上のは地下鉄博物館に保存されているもの)
1000系の特徴は次の通り。
■車内快適性の向上
・車内空間を快適にするため、これまでより小型でかつ約1.4倍の冷房能力を持った冷房装置を導入。
・座り心地を向上させるために、一人あたりの座席幅の拡大(440mm→460mm)、クッション性を改良。
・曲線走行時のレールと車輪の摩擦によるキシリ音を低減するため、新型操舵台車を採用。
・開放的な車内空間とするため、連結面や座席横の仕切り、荷棚に透明な強化ガラスを採用。
■車内装備
・乗り換え案内や駅設備案内等、よリ多くの情報を、見やすく、きめ細かに提供するため、各ドア上部に17インチワイド液晶の車内表示器を採用。
・立位時の姿勢保持、立ち座りの補助の目的から、座席前にスタンションポール(縦手すり)を設置。
■環境負荷低減
・永久磁石同期モータ(PMSM)の採用に加え、最新式制御装置の採用により、現行の01系VVVFインバータ制御と比較して約20%の駆動系消費電力量の削減。

↑ 車内イメージ
・車内空間を快適にするため、これまでより小型でかつ約1.4倍の冷房能力を持った冷房装置を導入。
・座り心地を向上させるために、一人あたりの座席幅の拡大(440mm→460mm)、クッション性を改良。
・曲線走行時のレールと車輪の摩擦によるキシリ音を低減するため、新型操舵台車を採用。
・開放的な車内空間とするため、連結面や座席横の仕切り、荷棚に透明な強化ガラスを採用。
■車内装備
・乗り換え案内や駅設備案内等、よリ多くの情報を、見やすく、きめ細かに提供するため、各ドア上部に17インチワイド液晶の車内表示器を採用。
・立位時の姿勢保持、立ち座りの補助の目的から、座席前にスタンションポール(縦手すり)を設置。
■環境負荷低減
・永久磁石同期モータ(PMSM)の採用に加え、最新式制御装置の採用により、現行の01系VVVFインバータ制御と比較して約20%の駆動系消費電力量の削減。

↑ 車内イメージ
また、リリース上には無いが照明にはLEDを採用し、節電効果も望めるとのこと。
今車両は「報道陣へのお披露目」は今回が初めてだったものの、製造・輸送過程や試験運用上では多数目撃されており、数多くの動画も公開されている。

↑ 東京メトロ1000系1101F甲種輸送 沼津。【直接リンクはこちら】
デザイン的には懐かしの車両をモチーフとしながら、機能的には最新技術を山盛り搭載した、まさに「温故知新」を体現したような新型車両「1000系」。来年春以降の実線導入以降、乗車報告などが楽しみでならない。
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