サッポロHD、子会社のサッポロ飲料とポッカコーポレーションを統合・「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」に
2011/11/30 06:17
【サッポロホールディングス(2501)】は2011年11月29日、同社の連結子会社「サッポロ飲料株式会社」と「株式会社ポッカコーポレーション」を統合、商号を「ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社」と改めることを発表した。統合期日は2013年1月の予定。また連結子会社の「恵比寿ガーデンプレイス株式会社」を「サッポロ不動産開発株式会社」と変更する。こちらは2012年1月1日からの予定(【発表リリース】)。
↑ 統合後のグループ体制。赤枠は今回発表された会社
「サッポロ飲料」と「ポッカコーポレーション」の統合についてサッポロHDでは2011年3月にポッカ側の株式を追加取得して連結子会社化して以来、統合に向けた協議を進めてきた。そして「厳しい市場競争の中で、企業価値を高め存在感を増していくには、食品・飲料事業を統合していくことが最善と考え」(リリースより抜粋)「サッポロ飲料」「ポッカコーポレーション」両社の統合を決定した。
今後は統合した会社のベースとなる食品・飲料事業について、酒類事業、不動産事業と並ぶグループ内の大きな柱へと成長させ、2016年には売上高1700億円、営業利益85億円を目指していく。そしてグループ全体であらゆる世代に向けた商品を提供できる「食品価値創造グループ」を構築していくことになる。なお、新会社の統合方式、詳細については現時点では未発表。今後検討をすすめ、決定次第公知していく(ただし新会社の本店所在地は、愛知県名古屋市にある現在のポッカコーポレーションとなる予定)。
また「恵比寿ガーデンプレイス株式会社」の「サッポロ不動産開発株式会社」への商号変更についてサッポロHD側では「サッポログループの不動産会社であることを前面に出し、グループ全体の企業価値向上をはかる目的」での変更としている。
今回の再編によりサッポロHDでは「食品・飲食事業」「酒類」「不動産」を基軸事業と成し、事業展開を進めていくことになる。
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