かつての新型は季節型へ・インフルエンザ流行宣言

2011/12/17 06:57


マスクイメージ厚生労働省は2011年12月16日、全国約5000か所の定点観測用医療機関から報告された同年12月5日-11日の第49週におけるインフルエンザ患者数が、5447人となったことを発表した。これで1医療機関あたりの平均患者報告数は1.11人となり、流行開始の目安としている1.00を上回った。今件結果に伴い同省では今年度も「インフルエンザが流行シーズンに入った」ことを宣言している(【発表リリース】)。



厚生労働省ではインフルエンザについて各医療機関から定点報告を受けており、この患者数報告数でインフルエンザの流行度合いを確認している。前週(第48週・11月28日-12月4日)では報告数2781人・平均数0.57で、都道府県レベルでは1.00を超えていた場所もあったが、全国ではまだ流行範囲には届いていなかった。

今年の流行のタイプだが、直近の前5週ではAH3亜型(A香港型)がもっとも多く、B型も報告されている。また、2009年に流行した新型インフルエンザについては、今年から季節性インフルエンザとして取り扱われるようになった。

厚生労働省側では「咳(せき)エチケット」を心がけると共に、各種インフルエンザ対策(手洗いやうがい、ワクチン接種など)を一人ひとりが留意するよう心がけている。


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