都内施設利用者・居住者向け「災害時帰宅支援ポケットMAP」ファミリーマートから発売

2012/03/03 19:30


災害時帰宅支援ポケットMAP[ファミリーマート(8028)]は2012年3月2日、リエゾンワーク社と共同で、災害時の徒歩帰宅支援を目的としたポケットサイズの地図「災害時帰宅支援ポケットMAP」を同年3月6日から、東京23区及びその周辺のファミリーマート店舗約300店にて順次販売していくと発表した。価格500円(税込)(【発表リリース】)。



↑ 「災害時帰宅支援ポケットMAP」表紙と中味
↑ 「災害時帰宅支援ポケットMAP」表紙と中味

今回発売される「災害時帰宅支援ポケットMAP」は、“日常生活でも気軽に持ち歩くことができる便利な地図”をコンセプトに作成したポケットサイズの地図。表面には“東京都心広域MAP”を、裏面には“主要幹線道路10路”を記載している。仕様は78×108×4ミリ、35グラム。地図の縮尺は4万3000分の1。新宿区を中心とした東西約24km、南北約12kmの東京都心広域地図で、広域避難場所、帰宅支援ステーション、避難所、区市役所、学校、大学、医療機関、警察署、消防署、ガソリンスタンド、ファミリーマート店舗及び他コンビニエンスストアが描かれている。

主な特徴は次の3点。

1.コンビニや帰宅支援ステーションを掲載
地図上に、ファミリーマート店舗をはじめとするコンビニや帰宅支援ステーション、広域避難場所など、災害が発生し徒歩で帰宅する際に頼りになる施設を記載。

2.距離の目安を表示
“東京都心広域MAP”上には1キロメートル四方のメッシュ(格子の区切り)を、また、裏面の“主要幹線道路10路”には主要交差点までの距離を記載している。帰宅する際の参考、目安になる。

3.防災士協力のもと作成した「災害時お役立ち情報」を同封
付録として、特定非営利活動法人日本防災士会常任理事の橋本茂氏協力のもと作成した「災害時お役立ち情報」も同封。同書には、防災グッズや災害伝言ダイヤルなど、災害時の心得、事前の備えなどを記載している。

4.多重折りシート式カード(Z-CARD)を採用した、より携帯しやすく使いやすい仕様
多重折りシート式カードで、表紙・裏表紙が厚紙で作られており、携帯しやすく使いやすい仕様に。

先の震災では交通機関の混乱で出先、勤務先から帰宅出来なくなる人が続出し、いわゆる「帰宅難民」「帰宅困難者」が大量に発生する事態が、東京などの大都市圏を中心に発生する事態となった。今地図が利用されるような事態においては、地図だけでなく他の支援アイテムも必要と思われるが(例えば靴ずれ防止用品、携帯飲料、栄養補充の携帯食品、コンパス、小型懐中電灯、そして携帯電話)、保険証などと共に一つ鞄の内ポケットなどに入れておくと、安心の担保となるに違いない。


■関連記事:
【東日本大地震当日、関東地区でいつもの交通機関を使えずに徒歩で帰った人は3割超・泊まった人も2割近く】



スポンサードリンク



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー