ローソンで新和菓子シリーズ「あんこや」スタート
2012/03/14 06:40
[ローソン(2651)]は2012年3月13日、同年3月17日から同社オリジナルデザートブランド「Uchi Cafe' SWEETS」の和菓子シリーズ「あんこや」を発売すると発表した。「あんこや」では和菓子専門店の品質を目指して開発した、十勝産あずきを氷砂糖で炊いた「あんこ」を利用しているのが特徴(【発表リリース】)。
↑ 「あんこや」定番商品の「生どら焼き」(上)と「純生クリーム大福」(下)
「Uchi Cafe SWEETS(ウチカフェスイーツ)」とは「自宅や職場で、本格的なおいしさと、カフェでのリラックスした時間を手軽に楽んでもらいたい」との基本方針を元に、『いつでも、おうちがカフェになる。』をコンセプトにしたデザート作りを推し進め、立ちあげたローソンのお菓子系ブランド。女性の声を元に洋菓子専門店と同様の“純生クリーム”を開発したことで数々のヒット作を世に送り出した。今回は女性の「小さくて甘さ控えめな和菓子を食べたい」という声を元に、“あんこ”にこだわった和菓子の開発を手掛けている。
「あんこや」のコンセプト・特徴は「あんこ」と「冷やして食べてカロリー約半分」。
●和菓子専門店の味・“氷砂糖”で炊いて作ったあんこ
老舗和菓子専門店では小豆を炊く際“氷砂糖”を使用する。氷砂糖は、他の砂糖に比べ不純物が少なく、口の中にまったりとした甘さが残らない「キレ」のある甘さが特徴。北海道十勝産のあずき「ゆめむらさき」を、氷砂糖で炊くことで小豆本来の風味が増し、「コク」のあるあんこが完成した。
●“冷やして食べる”和菓子で、カロリー約半分
常温の和菓子には品質の持ちをよくするために糖度を上げているものが多い。逆に冷蔵にすると糖度を上げる必要がないため、甘さもカロリーも抑えられる。「あんこや」は冷蔵にすることで大福やおはぎのカロリーを約150キロカロリーにまで抑えられた。また従来のコンビニで販売されている和菓子はサイズが大きい為、「良い物を少しだけ」という女性のニーズに応え、小ぶりなサイズにしている。
老舗和菓子専門店では小豆を炊く際“氷砂糖”を使用する。氷砂糖は、他の砂糖に比べ不純物が少なく、口の中にまったりとした甘さが残らない「キレ」のある甘さが特徴。北海道十勝産のあずき「ゆめむらさき」を、氷砂糖で炊くことで小豆本来の風味が増し、「コク」のあるあんこが完成した。
●“冷やして食べる”和菓子で、カロリー約半分
常温の和菓子には品質の持ちをよくするために糖度を上げているものが多い。逆に冷蔵にすると糖度を上げる必要がないため、甘さもカロリーも抑えられる。「あんこや」は冷蔵にすることで大福やおはぎのカロリーを約150キロカロリーにまで抑えられた。また従来のコンビニで販売されている和菓子はサイズが大きい為、「良い物を少しだけ」という女性のニーズに応え、小ぶりなサイズにしている。
販売スタイルは同社の「プレミアムロールケーキ」と同じく、定番アイテムとして上記の「生どら焼き」「純生クリーム大福」を常設、それと共に限定品として各種商品を数量限定で発売していくという、2本立ての様式を用いる。今回発表された「限定商品」は次の通り。
●おはぎ(つぶ)二個入り(120円・税込)……3月7日-3月26日
●きなこおはぎ二個入り(130円・税込)……3月7日-3月26日
●道明寺二個入り(150円・税込)……3月27日-5月7日
●三色団子(つぶあん添え)二本入り……3月27日-5月7日
●きなこおはぎ二個入り(130円・税込)……3月7日-3月26日
●道明寺二個入り(150円・税込)……3月27日-5月7日
●三色団子(つぶあん添え)二本入り……3月27日-5月7日
「限定商品」については今後も季節に合わせた商品を発売していくとのこと。
「良い物を少しだけ」という商品コンセプトは、先日からスタートした「ぎゅっとシリーズ」でも採用している(【「高品質を少しだけ」ローソンの新スイーツシリーズ第一弾は「ぎゅっとクリームチーズ」】)。また【高齢者にも受けるキャンディー…世代別・単身世帯のお菓子支出比率をグラフ化してみる(2011年分反映)】でも数字化されているが、高齢者がお菓子、特に和菓子に高い消費性向を持つのが明らかにされており、「若年女性層」「シニア層」がコンビニにおける新たな開拓市場として注目を集めている。今回の「あんこや」の展開開始も、単なる「和菓子分野への本腰化」としてよりは、明確な指向性を持った商品展開と見た方が道理は通る。
もちろん今シリーズを通じて、これまでさほど和菓子に興味を持たなかった層へ積極的なアピールを行い、新たな和菓子層ファンの開拓を行うという視点もある。かつて「プレミアムロールケーキ」がコンビニにおける洋菓子、特に「クリーム主体のロールケーキ」分野を大いに飛躍させたように、今回の「あんこや」も市場に小さからぬインパクトを与えることができるのか。今後の展開に注目したいところだ。
スポンサードリンク