ローソンと東急電鉄が駅売店型店舗を共同開発・東急線の売店すべてがローソンに
2012/03/23 06:35


↑ 実証実験的な形で先行展開中の新丸子店や多摩川店
ローソンと東急電鉄では2005年11月から「駅型コンビニエンスストア店舗」を共同で開発し、現時点で東急線沿線の駅構内や駅周辺で12店舗を展開している。両社はこのタイプの店舗で(これまでの形の店舗と比べて)利便性と収益性の向上を見込めるとし、今後東急線沿線の駅売店を順次このタイプの店舗に転換していくこととなった。
「駅売店型ローソン店舗」は売り場面積が平均で3-5坪、品揃えは1000-1500アイテム(おにぎり、パン、スイーツなどの他、東急ステーション開発のオリジナル鉄道グッズなど)。公共料金など収納代行サービスも行う店舗もある。店舗の運営は東急電鉄の100%子会社である東急ステーションリテールサービスが、ローソンのフランチャイジーとして行う。
いわゆる「キオスク」タイプのスタンド形式型売店では無く、コンビニ企業と鉄道会社が提携した上で、小型のコンビニを駅構内や周辺に配するスタイルは、すでにいくつか事例がある。西武鉄道とファミリーマートによる【TOMONY】が好例。大学や病院などですでに「小型店舗運営」のノウハウを持つコンビニ側では、駅回りでの展開も応用に過ぎず、展開ハードルは低いものと思われる。
合理性を考えれば十分に納得がいく、今回の店舗展開。今後もこのような、大手コンビニと鉄道会社の共同事業的な話が、各所で見られることになるのだろう。
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