【更新】「注文500円以上から送料無料」セブンイレブンの食事宅配サービス「セブンミール」、宅配料無料・宅配サービス利用条件緩和の全国展開へ
2012/05/03 06:40


↑ セブンミール
「セブンミール」は「セブン-イレブン提供のミール(お食事)」という表現からも分かるように、登録されたお客に総菜やお弁当をはじめとしたカタログを配布。そのカタログに掲載されている「お食事」を注文してもらい宅配してもらえるサービス(店頭での受け取りも可能)。毎日の食事の準備に不便を感じていたり、健康に配慮した食事をしたいと考えている人向けに、管理栄養士の監修のもと、需要に合った商品を開発、販売している。
昨今では健康志向の高まりだけでなく、食品の安全性への注目、そしていわゆる「買物困難者」も社会問題としてクローズアップされるようになった。そして各企業の食事配達サービスが注目を集め需要が高まる中、今回「セブンミール」でも現行サービスをさらに利用されやすいよう、各種システムの変更が「全国規模で」行われることになる(提供される食品そのものに変更は無い。むしろ「品揃えもさらに充実」とまである)。
今回の発表によれば、従来「宅配をしてもらう場合必要となる最低注文金額は1000円」「宅配手数料200円」だったものが、「宅配をしてもらう場合において必要となる最低注文金額制限の撤廃」「宅配手数料は500円以上の注文の場合無料、500円未満は手数料120円」(注文は原則500円以上。500円未満の注文はサービスセンターでの受付)となり(それぞれ1回あたり)、宅配時の条件が大きく緩和されることになる。条件緩和は東京都世田谷区・杉並区のセブン-イレブン店舗にて2011年10月末から先行実施されていたが、今回さらに条件を緩和した上での全国展開となる。
今回の条件緩和は「単身世帯を含めた少数人数世帯」における、「セブンミール」での宅配サービス利用に大きな動機付けとなる。現状の「1000円以上で受付・宅配料200円/回」では、少額(=少量=少人数向けの食事)注文をちゅうちょしてしまうが、その心配が要らなくなる。一人一食分の注文を気軽に行えるようになる次第である(無論注文の前には会員登録が必要)。
利用ハードルを大幅に引き下げた新しい条件を全国展開することで、どこまで「セブンミール」の利用層が拡大するのか、類似他社の宅配サービス、さらにはファストフード系の宅配や出前などの動向もあわせ、気になるところだ。
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