「復興国債」記念金貨・銀貨の公募デザイン決定
2012/05/30 06:45
財務省及び造幣局は2012年5月29日、2015年度に発行する「東日本大震災復興事業記念貨幣」について行った公募作品に対する選定結果を発表した。第二次発行分から第四次発行分までの入選デザインが公開されている。今後これらの作品を元に、貨幣製造にあたって必要な修正が施された上で、記念貨幣のデザインが確定されることになる(【発表リリース】)。
↑ 入選作(個別面。反対面は共通の「奇跡の一本松」とハトの図柄)
今件「東日本大震災復興事業記念貨幣」は、第一次発行分については造幣局側デザインによるものが選定されており、共通面も合わせすでに公開中(【東日本大震災復興事業記念貨幣(第一次発行分)の形式等(イメージ)】)。また第二次発行分以降のものについては2012年2月にデザインの公募が行われ(【発表リリース】)、3月21日に締め切られた。一万円金貨用デザインで1214件・千円銀貨用デザインで1429件の応募があり、デザイン検討会での審議の上、今回の入選作品の決定となった。
↑ 二次発行分の一万円金貨について、応募デザインと金貨用に修正された上での金貨イメージ
「東日本大震災復興事業記念貨幣」は集中復興期間の最終年度である2015年度宙に4回発行される予定。個人向け復興応援国債の発行の日(2012年3月から四半期ごと)から3年目に当たる利払日を基準日として、基準日に該当国債について100万円以上残高を保有している人に、1000万円につき金貨1枚・100万円につき銀貨1枚が贈呈される(口座を分散していても合算はされないので注意を要する)。
また「東日本大震災復興事業記念貨幣」そのものは基本的に今件復興応援国債購入者への贈呈品として製造されるものではあるが、一部が造幣局から抽選販売される予定もあるとのこと。
「東日本大震災復興事業記念貨幣」や「復興応援国債」に興味がある人は、記念貨幣については【財務省の専用ページ】や【造幣局の専用ページ】、復興応援国債については【財務省の専用ページ】を参照してほしい。
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