すかいらーく、被災地農家も兼ねた「グリーンカーテン」プロジェクトを500店舗で実施

2012/06/01 06:50


グリーンカーテンすかいらーくは2012年5月29日、昨年に続き「グリーンカーテン」(緑のプロジェクト)を立ち上げたと発表した。同社グループ店舗で条件にあった店舗の窓際にゴーヤ苗を植え込み、「緑のカーテン」を創るというもので、見た目の美しさと日差しの形成による店内温度上昇を抑える働きが期待できる。さらに被災地農家の復興を後押しする役割も加わっている(【発表リリース】)。



↑ 設営の様子
↑ 設営の様子

↑ ガスト三鷹店での5月24日時点の様子
↑ ガスト三鷹店での5月24日時点の様子

「グリーンカーテン」(緑のプロジェクト)は、すかいらーくの関東・関西のグループ店舗のうち、南向き・南西向きに建つ500店(関東377店・関西123店。昨年は計350店)の窓際に、ゴーヤ苗を植えこむというもの。ゴーヤ苗が成長してツルが伸びると、それがカーテンとなって日差しをさえぎり、店内温度の上昇を抑える役割を果たす。

この「グリーンカーテン」の目的は大きく3つ。箇条書きに記すと、

1.今夏の電力不足に伴う節電対応
グリーンカーテンにより、日よけと葉の蒸散作用で店内温度の上昇を抑えられる(南・南西向きに建つ店舗のみで実施するのはこのため)

2.被災地農家の復興
風評被害で生産量が落ちている茨城県鉾田市の農業生産法人に1万5千株のゴーヤ苗を栽培してもらい、同社が全量を買い取る

3.ホスピタリティの醸成
同社の従業員が水やりなど、ゴーヤの成長を日々見守ることによって、レストランビジネスに不可欠な「おもてなしの心」を育んでいく。

となる。

すでに4月中旬から茨城県鉾田市にて種まきが行われており、同下旬から発芽。その後、苗は順調に生育中で、5月下旬から6月中旬に各店舗の窓際へ設営することになる。7月・8月は各設置店舗でグリーンカーテンの効用を享受し、利用客もその「緑のカーテン」を堪能することになる。そして9月末には撤去の予定。

「ガスト」をはじめとする同社グループ店舗を利用している際に、この「緑のカーテン」を見かける機会があったら、それが今件プロジェクトによるものであることを思い出して欲しいものである。


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