NTTドコモ、タワーレコードを子会社化へ・物販事業強化を狙う
2012/06/12 06:35

NTTドコモはすでに2005年11月の時点で、タワーレコードの株式を約128億円で取得し、42.1%の出資比率を持つ状態にあった(【該当リリース】)。今回既存株主からの譲受により出資比率を積み増しし、50.3%にまで高め、子会社化を果たすことになる。
タワーレコードは現在全国に89店舗の実店舗を持ち、ブランド力と業界からの信頼も厚い映像や音楽ソフト、書籍などの販売大手であり、楽曲や著作物の著作権管理などの業務も行っている。NTTドコモ側では今回の子会社化により、昨今普及率上昇の著しいスマートフォンやタブレット機などのモバイル端末との相乗効果を図ることで、「店頭販売」「インターネット販売」の両面におけるCD・DVDなどの物販事業への進出を加速すると説明している。
タワーレコードのブランドと蓄積してきた経験を、ドコモ側がどのように活かし、相乗効果を生み出していくのか。その切り口に期待したいところだ。
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