NTT東西、公衆電話の設置場所を公式サイト上で公開
2012/06/29 06:45
NTT東日本・NTT西日本両社は2012年6月28日、それぞれの管轄内にある公衆電話の設置場所について、個々の公式ウェブサイト内で同年6月29日午前10時から公開すると発表した。災害などの緊急時の通信手段の確保に備えるためのもので、設置場所や設置場所が屋内・屋外か、そして西日本では同日から・東日本では同年8月以降に終日利用ができるか否かも掲載する(【東日本発表リリース】、
↑ 公衆電話設置場所検索 地図イメージ
現時点で公衆電話数はNTT東西合わせて約23万台。公衆電話はその公共性などから大規模災害時において、携帯電話などと比べてつながりやすいように優先設定がなされている。そのため緊急時の通信手段としての有益性が、先の東日本大地震・震災にて再確認された(震災時に公共施設に配された、無料開放された公衆電話を使用した、あるいはその公衆電話からの電話を受けた人も少なくあるまい)。
今回の情報公開は、今後災害時などにおいて一般の電話がつながりにくい事態が生じた時、緊急時の通信手段として公衆電話を使ってもらえるよう、あらかじめ場所の確認をしてもらうのが狙い。
今件情報だが、現時点では公式サイトのページからのみの閲覧が可能と言及されている。しかし利用目的を考えれば携帯電話などのモバイル系端末からの利用、あるいは今後設置動向の変化もあることを考慮すれば、具体的なデータを取得してアプリケーションに利用できるような配慮が必要と考えられる。NTT東西には善処を求めたいところだ。
■関連記事:
【公衆電話の設置数推移をグラフ化してみる(2011年3月末分反映版)(2011年版情報通信白書より)】
スポンサードリンク