たばこ自販機の節電対策、昨年から継続中
2012/07/12 06:35
日本たばこ協会は2012年7月11日、同協会の正会員社において、たばこ自動販売機が設置されているたばこ販売店の理解・協力のもと、昨年の東日本大地震・震災以来、たばこ自動販売機の節電対策を継続実施していることをあらためて発表した。さらに今夏において、さらなる節電が必要な状況が生じた場合、現状実施している以上の節電対策の実施を行うことも明らかにしている(【発表リリース】)。
たばこ自動販売機においては昨年の東日本大地震・震災以降、電力需給状況に対応して、さらにはたばこそのものの生産・流通問題から生じた欠品状態に合わせ、運用そのものの自粛や節電対策が行われてきた。商品の流通問題は解決済みで、自動販売機そのものの運用は再開されているが、正会員社がたばこ販売店に貸与しているたばこ自動販売機を対象に、現在でも自動調整消灯(内蔵センターを用いて、周囲の明るさに応じて自動的に点灯・消灯を行う)、さらには出荷時に調光設定(明るさを50%に抑える設定)を行っている。なお代表的なたばこ自動販売機の定格消費電力は平均で約120w、自動調整消灯の実施で約40%の節電効果が期待できる。
今回日本たばこ協会では現状以上に節電が必要とされる地域、期間が生じた場合、設置先の理解・協力を前提に、さらなる節電対策の実施を検討すると説明している。具体的な方策は明記されていないが、昨年の震災後に行われた措置(例えば昼間、あるいは24時間の消灯)が行われるものと思われる。
西日本地域、北海道においては今後、電力の需給状況次第で追加措置が行われるかもしれない。
スポンサードリンク