セブン&アイ、グループ企業各社のネットショッピングサイトを一本化
2012/07/27 06:35
【セブン&アイホールディングス(3382)】は2012年7月26日、同グループ各社のネットショッピングサイトを一本化した上で、「セブンネットショッピングサイト」内で各社のサービスの提供を開始すると発表した。IDを統一した上で、これまでそれぞれ別個のサービスとして提供されていたものを【「セブンネット」】のサービスとして利用できるようになる(【発表リリース、PDF】)。
↑ 告知ポスター
↑ セブンネット
同グループではこれまで西武・そごうの「e.デパート」、イトーヨーカドーの「ネットスーパー」、セブン-イレブンの「セブンミール」、アカチャンホンポのネット通販、「チケットぴあ」のネットサービス、セブンカルチャーネットワークの「セブン旅ネット」が別々のIDで展開されていた。これを2012年7月以降、セブンネットサイトに一本化。同社グループの総合ネット通販、百貨店、総合スーパー、コンビニ、専門店のネットサービス、旅行や宿泊の予約、チケット購入サービスが、自宅からすぐに利用できるようになる。
さらにグループのネット集合体として、実店舗とも情報を共有化。店舗では展開できない商品をネットで取り扱う、ネット注文商品を店舗で受け取り可能とする、店舗での売れ筋情報や利用客の声をネットから吸い上げるなど、相互補完的な共有化を行う。現時点でネットサービスの規模は約1000万人会員だが、これを2015年度には2000万人にまで拡大、グループサイトでの取引高5000億円を目指す。
今回のサービス統合で、各サービスを融合させた商品開発や、情報の連結化によるさらなるサービスの拡充化が想定される。例えば【セブンイレブンの食事宅配サービス「セブンミール」、宅配料無料・宅配サービス利用条件緩和へ】などにもある通り、主に高齢者を対象とした食事宅配サービス「セブンミール」の利用客に、シニア向けグルメツアーを「お勧め」してみるという切り口は十分考えられよう。
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