ファミマでPBブランドの統一・「ファミコレ」展開へ

2012/08/30 06:40


ファミコレ[ファミリーマート(8028)]は2012年8月29日、同社のプライベートブランド(PB)として新たに「FamilyMart collection」(ファミリーマートコレクション、通称「ファミコレ」)を、同年10月下旬から同社店舗で順次展開していくと発表した。同社の既存PBの整理統合による明確なブランド化で、知名度のアップなどを狙う。2012年度は日配品、加工食品、冷凍食品、パン、アイス、飲料、菓子、日用品などのカテゴリーで、約500種類を展開することになる(【発表リリース】)。



↑ ロゴイメージ
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ファミリーマートでは商品売り場に並ぶ商品を分かりやすく、魅力を覚える売り場にする方策の一つとして、「ファミリーマートがおすすめする確かな商品を、気軽に、よりわかりやすく」の考え方のもと、10のこだわり「楽しさ・喜び」「家族への想い」「素材の良いもの」「からだへの思いやり」「安全・安心」「手ごろな価格」「新しいものへの挑戦」「昔から大切にしている良さ」「地域の特徴」「社会貢献」を掲げ、今件PBを展開する。

「ファミコレ」では利用シーンによって2つの区分「レギュラーライン」「プラチナライン」を設け、それぞれに対応する形で商品展開を行う。

■レギュラーライン(約400種類)
↑ 商品一例とロゴ
↑ 商品一例とロゴ

↑ レギュラーライン商品一例
↑ レギュラーライン商品一例

日常生活で必要になる商品を、高品質でお値打ち価格に設定した商品。親しみやすい白を基調としたロゴデザインを使用。

■プラチナライン(約100種類)
↑ 商品一例とロゴ
↑ 商品一例とロゴ

↑ プラチナライン商品一例
↑ プラチナライン商品一例

ファミリーマートならではの“おとなコンビニ研究所”監修商品など、素材や製法のグレードを上げた高付加価値商品。プレミアム感を強調する黒を基調としたロゴデザインを使用。

ファミリーマートのアニュアルレポートなどによれば、同社では前世紀からプライベートブランドを展開しており、現在では中食・チルド飲料をはじめ相当割合でPB商品が発売されている(「ボクのおやつ」「こだわりパン工房」など、惣菜・菓子パンやお菓子コーナーで見かけた人も多いはず)。

今回は商品の種類や設立過程でばらばらだったプライベートブランド群を整理再統合し、グレードで区分することにより、「”ファミリーマートの”プライベートブランド商品」としての強調と共に、方向性の明確化を打ち出しているものと考えられる。このような取り組みはすでにセブン-イレブンやローソンなどで行われており、コンビニにおけるPBへの傾注度が増している状況の裏付けにもなる。

今回の施策により、大きく様変わりするであろうファミリーマートの商品群。既存の各種PB名の扱いがどうなるかなども含め、注意深く見守りたい。



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