任天堂、新しいゲーム機「Wii U」の発売日を12月8日に決定

2012/09/14 06:35

【任天堂(7974)】は2012年9月13日、【ニンテンドー3DS本体の販売動向をグラフ化してみる(2012年度第1四半期決算短信反映版)】などでも触れている、同社の新しいゲーム機「Wii U」について、同年12月8日に日本国内で発売すると発表した。価格は2万6250円(ベーシックセット)-3万1500円(プレミアムセット)(税込)(【発表リリース】)。

↑ Wii Uプレミアムセット(上)とWii U ベーシックセット(下)

↑ Wii U発売に関するプレゼンテーション映像(公式)。【直接リンクはこちら】

↑ Wii Uプレミアムセット(上)とWii U ベーシックセット(下)
「Wii U」は任天堂の新型・据え置き型(と区分できる)家庭用ゲーム機。携帯ゲーム機のような外見をした、画面を搭載したコントローラー「Wii U GamePad」の採用で、そのコントローラーのみでも遊べるのが特徴の一つ。そのため同社側では「据え置き型」という表記をせずに、”新しいゲーム機「Wii U」”と表現している。

詳細は【公式サイト上の専用ページ】や上記プレゼン映像でも語られているが、仕様は次の通り。

・サイズ…縦46mm×横172mm×奥行き268.5mm（突起部を除く）
・重量…約1.55キログラム
・CPU…IBM社製　IBM Powerを基にしたマルチコアプロセッサー
・GPU…AMD社製　AMD Radeon^(TM) を基にした高精細度GPU
・ドライブ…Wii U用光ディスクおよびWii用光ディスクをプレイ可能なスロットローディング方式のドライブ(※ゲームキューブ用光ディスクなど、その他のディスクには対応せず)
・本体保存メモリ…PREMIUM SET（kuro）：32GB／BASIC SET（shiro）：8GB
　※上記に加えて、外付けUSBストレージを本体保存メモリーの代わりに利用することが可能
　※データを保存できる容量は、32GB/8GBからシステム領域を除いた容量
・SDカード…2GBまでのSDメモリーカードおよび32GBまでのSDHCカードが利用可能
・通信機能…無線LAN（IEEE802.11b/g/n準拠）によるインターネット接続が可能
　※Wii専用LANアダプタ（別売）を使って有線LANに接続することも可能
　※ニンテンドーWi-Fi USBコネクタには対応せず
・コントローラー…Wii U GamePad。Wiiリモコンプラス（もしくはWiiリモコン）とWii U PROコントローラーを合計最大4個まで同時接続可能。ヌンチャクやバランスWiiボードなどのあらゆるWii用コントローラーに対応
・映像出力…1080p、1080i、720p、480p、480i(※ソフトによって異なる)。HDMIケーブル、Wii専用D端子AVケーブル、Wii専用コンポーネントAVケーブル、Wii専用RGBケーブル、Wii専用S端子ケーブル、Wii専用AVケーブルに対応
・音声出力…HDMI端子からのPCMリニア6CH出力およびAVマルチ出力端子からのアナログ出力
・USB端子…USB 2.0端子×4 (前面 2、背面 2)
・Wii互換…Wiiのソフト（一部除く）、周辺機器(一部除く) が利用可能
　※ゲームキューブのソフト・周辺機器には対応せず

また、内蔵されたインターネットブラウザではFlashは非対応なものの、HTML5やH.264形式の動画再生などに対応していると言及されている。

本体と同時発売タイトルは『モンスターハンター3G HD.Ver』『New スーパーマリオブラザース U』など9本。他に12月中に3本のタイトルが発売予定として確認できる(【一覧ページ】)

「ベーシックセット」と「プレミアムセット」の違いは【専用の比較ページ】にあるが、メモリの量と最初からついてくる周辺機器、「ニンテンドーネットワークプレミアム」のサービス授与などが挙げられる。

【ニンテンドー3DS本体の販売動向をグラフ化してみる(2012年度第1四半期決算短信反映版)】でも触れている通り同社の既発携帯ゲーム機「3DS」との相乗効果も望めるだけに、今後数年間の任天堂の命運を左右しうる「Wii U」。年末に向けてさらに対応タイトルの展開が発表され、盛り上がりを見せることだろう。どこまで実売数が伸び、市場を形成しえるのか、気になるところだ。

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