東京駅丸の内南北ドームと通路に大規模デジタルサイネージ展開
2012/09/25 06:35
【JR東日本(9020)】の企画会社、ジェイアール東日本企画は2012年9月24日、同年10月1日の「東京駅丸の内駅舎保存・復原」完成にあわせ、丸の内南北ドームと南北通路に新しいデジタルサイネージメディアを展開し、放送を開始すると発表した(同年9月24日からテスト放映開始)。放映時間は午前5時-深夜0時まで。通路の柱やドームなどに液晶パネル・ディスプレイを配し、さまざまな映像を配信するメディアを形成している(【発表リリース】)。
↑ 設置場所地図
今回展開されるデジタルサイネージ群は、丸の内の南北ドームそれぞれと、両ドームを結ぶ南北通路、その通路のほぼ真ん中にある丸の内中央口で展開される。個々の場所でのデジタルサイネージの概要は次の通り。
●TOKYO MARU-VISION(南北ドーム)
↑ 一歩引いて北ドームを見たところ(上)と個々のTOKYO MARU-VISION(下)
各ドーム4か所、計8か所に設置。1.22メートル×6.18メートル(55インチ画面9面マルチ構成)。縦置き設置、メンテナンス性を追求した独自設計のディスプレイ引き出し機構採用。デジタルスムージング・グラデーション補正回路、デジタルCSC色域補正回路、輝度自動補正機能による高画質表示。それぞれ計8か所では異なる映像を放映でき、時間帯での内容差し換えも可能。
●J・ADビジョン(丸の内南北通路)
↑ 丸の内南北通路「J・ADビジョン」
65型液晶ディスプレイ16面で構成。高輝度700cd/平方メートル、高コントラスト比4000:1。動きの速い動画でも鮮明、中間階調8msの高速応答。さまざまな角度から見やすい左右・上下178度の広視野角。
●大型LEDビジョン(丸の内中央口、7月9日以降すでに展開中)
↑ 大型LEDビジョン
高輝度フルカラーLED(3in1)(ピクセルピッチ6ミリ)。輝度は最大2,000cd/平方メートル。表示階調は各色4096階調、輝度調整は64段階。画面寸法は284.1 型・3.456メートル×6.336メートル。絵素数は60万8256ピクセル(縦576×横1056)。アスペクト比は9:16.5。
ジェイアール東日本企画では今回の設置により、7月設置の大型LEDビジョンと合わせ、東京駅丸の内駅舎にデジタルサイネージを中心とした、日本を代表する「駅」にふさわしい先進性のあるメディアが誕生すると説明している。
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