コカ・コーラの瓶を再利用した食器、個数限定で発売
2012/10/03 06:35
コカ・コーラは2012年10月1日、デザインオフィスnendoと共同開発の上、「コカ・コーラ」のコンツアーボトル(独得のくびれ形をした瓶)を100%再利用した、テーブルウェア“Coca-Cola Bottleware”を制作したと発表した。また、このテーブルウェアを毎年秋に開催されるデザインイベント【DESIGNTIDE TOKYO 2012】にて発表するとともに同年10月31日からシボネ青山にて先行販売を行うことも明らかにしている(【発表リリース】)。
↑ Coca-Cola Bottleware
今回「Coca-Cola Bottleware」を製作したのは、ライフスタイルが多様化し、コミュニケーションが希薄になっている現代社会において、人と人とが寄りそって食卓を囲み、家族や仲間など大切な人と食を通したコミュニケーションの機会をつくるきっかけにしてほしいとの意図によるもの。シンプルな形状でありながら、コカ・コーラのシンボル的な存在であるコンツアーボトルの面影を残す外見を持つテーブルウェアに仕上げられた。日本の硝子(ガラス)職人の手により一つひとつていねいに手吹きされ、温もりを感じさせる質感あるアイテムとなっている。
原料となるコンツアーボトルは、回収、洗浄され、再度中身を詰め直すことで繰り返し使用されるリターナブルボトル。その過程で劣化し、ボトルとしての役割を終えたコンツアーボトルを全国のコカ・コーラ ボトラー社から回収し、今回の企画で100%再利用することとなった。この「役割を終えたボトル」は創造性と職人の技により、新たにテーブルウェアとして生まれ変わる次第。
さらに今回の「Coca-Cola Bottleware」では、飲料の容器としてのボトルから、食卓を豊かにするテーブルウェアに、そして、そのテーブルウェアをきっかけに、人と人とのつながりを強める存在として、アップサイクリング(付加価値をつけた商品への再構築。「リサイクル」にプラスαするという意味)された循環を造り出すアイテムとして、新たな価値を提案することとなる。
具体的な仕様は次の通り。【公式サイト】も公開されている。
↑ 「Coca-Cola Bottleware」一覧
素材:ソーダガラス(コカ・コーラ コンツアーボトルリサイクル)100%
価格:Dip Dish 5250円 (φ100×H35mm )
Dish S 8400円 (φ155×H40mm) Dish L 1万4700円 (φ240×H45mm)
Bowl S 8400円 (φ125×H70mm) Bowl L 1万4700円 (φ190×H100mm)
※価格は全て税込み 各500個 世界限定販売
今件「Coca-Cola Bottleware」は2012年11月6日から一般店舗でも発売予定だが、リリースにもある通り各500個の限定発売となる。日常生活に溶け込んだ「食卓を豊かにするテーブルウェア」としてよりは、デザインに優れた、アップサイクリングを象徴するアート的アイテムとして注目を集めそうである。
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