日清食品の「江戸そば」「京うどん」、専門店の七味を別分けで提供へ
2012/10/16 12:00
日清食品は2012年10月15日、「日清の江戸そば 七味唐がらし付」「日清の京うどん 七味唐がらし付」の2品を同年10月29日から発売すると発表した。価格は双方とも170円(税別)。七味唐辛子を別添えにし、風味を一層楽しめるようにしたのがポイント(【発表リリース】)。
↑ 「日清の江戸そば 七味唐がらし付」(左)と「日清の京うどん 七味唐がらし付」(右)(上下とも)
日清食品からすでに発売されている「日清の江戸そば」「日清の京うどん」は、2000年に登場して以来、つゆにこだわりの素材を使用した和風カップ麺として、多くの利用客の支持を集めている。今回登場する「日清の江戸そば 七味唐がらし付」「日清の京うどん 七味唐がらし付」は七味唐辛子にもこだわりを見せ、これまで粉末スープに混ぜていた七味を別添にしたのがポイント。この別分けによって、七味本来の辛味や豊かな風味をより一層楽しめるようになった。
「日清の江戸そば」には、寛永二年(1625年)創業で七味唐がらしの元祖といわれる東京浅草「やげん掘」で知られる「中島商店」の七味を採用。老舗のそば屋に選ばれてきた、辛味と香り立ちのよさが特徴の七味が、「日清の江戸そば」のかつおだしの効いたしょう油濃いつゆのおいしさを引き立てる。
他方「日清の京うどん」には、明暦年間の頃(1655-1659)創業、京都清水(きよみず)の「七味家本舗」の七味を採用。伝統の食文化を育む京都の料理人や町衆に選ばれてきた、さわやかな風味が特徴の七味が、「日清の京うどん」のカツオや昆布だしのうまみが効いたつゆのおいしさを盛り上げる。
双方とも名店の七味を用いたこともあり、単にこれまでの粉末スープ混ぜ状態を別分けした以上の、名店品ならではの辛味や香りを楽しめることになる。一方で辛いのが苦手な人には七味唐辛子そのものを除けることができるため、ありがたい話でもある。
どこまで辛みの美味しさに変化が生じるのか。特に日頃から「日清の江戸そば」「日清の京うどん」を食している人には気になるポイントといえよう。
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