電気使用量約3割減…ローソン、省エネ実験店舗をオープン
2012/12/06 20:30
【ローソン(2651)】は2012年12月5日、自然の力を活用した省エネルギー実験店舗を神奈川県海老名市に同年12月7日開店すると発表した。同社では2008年5月から東京大学生産技術研究所(野城研究室・馬郡研究室)と共同で省エネ店舗の実験を行っており、今回オープンする店舗には、共同開発した最新の環境配慮設備を導入している。その効果もあり、店舗全体の電気使用量は2010年度対比で約30%削減でき、これは過去最大の削減率となるとのこと(【発表リリース】)。
↑ 省エネ実験店イメージ
ローソンはこれまで「太陽光発電」や「LED照明」、「ノンフロン型(CO2冷媒)冷凍冷蔵システム」などの環境配慮設備を導入してきた。今回オープンする省エネルギー実験店舗には、これまでの設備に加え、同研究所と共同開発した、自然光・風・地中熱などの自然エネルギーを活用する最新の設備を導入しました。また、プレハブ工法をベースにしているため、建設コストも従来に比べ約15%削減している。
●主な環境配慮設備
■自然光・風の最大活用
①『太陽光発電』年間約1万8000kw発電。屋根への直接日光をさえぎり、空調の負荷を軽減
②『自然光取り入れ窓』<ローソン初>中央に飛び出した四面窓から自然光の採光と換気を効率よく行い、空調機の稼動を低減
■地中熱の最大活用
③『地中熱活用の冷暖房システム』<ローソン初>一年を通して約17度の地下水の熱を金属パネルに伝導させ、天井ルーバーで効率的に放射し、室温を調節
④『舗装のヒートアイランド対策』<ローソン初>舗装下に地下水を浸透散水し、蒸発気化で温度を低減させる
■建築構造の最大活用
⑤『高断熱外壁』<ローソン初>断熱性能の高い、空気層を挟んだ2重構造の外壁を使用
⑥『高断熱ガラス』遮熱・断熱性の高いLow-eペアガラスを使用
⑦『プレハブ工法』従来より鉄骨量を約30%削減。廃材もゼロ化。工期短縮により使用。電力も削減
■環境配慮型設備機器
⑧『冷蔵ケースの排熱活用』<ローソン初>夏は店外に排熱を、冬は店内に循環させ、 空調負荷を低減。また、ケース前の空気を循環させ機器の効率を向上させる
⑨『CO2冷媒の冷蔵ケース』エネルギーの高効率化とノンフロン化
(※)2011年度に50店舗に導入し、第15回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞経済産業大臣賞受賞
⑩『人工知能システム』センサーで内外環境に合わせた機器の自動制御を行い、エネルギーを効率的に活用
■自然光・風の最大活用
①『太陽光発電』年間約1万8000kw発電。屋根への直接日光をさえぎり、空調の負荷を軽減
②『自然光取り入れ窓』<ローソン初>中央に飛び出した四面窓から自然光の採光と換気を効率よく行い、空調機の稼動を低減
■地中熱の最大活用
③『地中熱活用の冷暖房システム』<ローソン初>一年を通して約17度の地下水の熱を金属パネルに伝導させ、天井ルーバーで効率的に放射し、室温を調節
④『舗装のヒートアイランド対策』<ローソン初>舗装下に地下水を浸透散水し、蒸発気化で温度を低減させる
■建築構造の最大活用
⑤『高断熱外壁』<ローソン初>断熱性能の高い、空気層を挟んだ2重構造の外壁を使用
⑥『高断熱ガラス』遮熱・断熱性の高いLow-eペアガラスを使用
⑦『プレハブ工法』従来より鉄骨量を約30%削減。廃材もゼロ化。工期短縮により使用。電力も削減
■環境配慮型設備機器
⑧『冷蔵ケースの排熱活用』<ローソン初>夏は店外に排熱を、冬は店内に循環させ、 空調負荷を低減。また、ケース前の空気を循環させ機器の効率を向上させる
⑨『CO2冷媒の冷蔵ケース』エネルギーの高効率化とノンフロン化
(※)2011年度に50店舗に導入し、第15回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞経済産業大臣賞受賞
⑩『人工知能システム』センサーで内外環境に合わせた機器の自動制御を行い、エネルギーを効率的に活用
ローソンでは今実験店から得られた実験データを、他の店舗への導入や新規設備の開発に活かし、更なる省エネを目指していくとしている。
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